BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は成人矯正に関する第3回目の記事です。
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(3)矯正をすると、矯正をする前より理想が高くなる
これは、なかなか自分では気が付かないことなのですが、矯正治療を受けることで、歯ならびの見た目やお顔の見た目、かみ合わせなどに関して、確実に理想は高くなります。
矯正治療を始める前は
・せめてこの八重歯が治ったら…
とか
・前歯の隙間が閉じてくれたら嬉しいんだけど…
と思っている方が多いです。
しかし、矯正治療を終えた後には
・この奥歯ももう少し中に入れたいなあ…
とか
・なんかもうちょっと口もと後ろに下がらないかなあ…
などと、最初に望んでいたこととは違うことが気になるようになります。
整形手術と同じかもしれない
テレビ番組などで、びっくりするような金額をつぎ込んで容姿を変える整形手術を受けられる方が特集されることがありますよね。
あの方たちは、自分の理想とする容姿に向かって、次々と手術を繰り返していきますが、どうして最初から大改造を行わず、ちょこちょこと整形を繰り返すのでしょうか。
それは、最初に手術を受ける時は
・目がぱっちりしたら…
とか
・もう少し鼻が高かったら…
と、一番気にするポイントが1つだけだったからです。
それは、言い換えると
・そのポイントしか目に入っていない
とも言えます。
だけど、その問題が改善されると、第2のポイントが気になってしまう。
そして、抑制が効かなくなり、整形を繰り返してしまう。
これは、みなさんにも起こりうる現象と言えます。
階段を1段上るたびに、次の段を上りたくなってしまう。
最終的にあなたは何を目指していますか?
それを見失うと、キリのない階段になってしまいます。
部分矯正はおすすめしない
矯正相談でも、部分矯正を希望して来院される方は少なくありません。
普段見えているのは前歯だけ。
しかも本数だってそんなに多くありません。
だから、「ここだけちょっと治してくれませんか。」的な相談は頻繁に受けます。
しかし、そうおっしゃった方には、全体的な矯正をしたほうが良いとお話します。
それでも、部分矯正をと言われた場合は、その通りにすることもあります。
そして数年後。
本当に部分矯正を実施すると終わった後に必ず、こう言われるのです。
鏡を見ながら
「この横の歯って、どうにかならないんですかね?」
「もうちょっと前歯を後ろに下げられないんですかね?」
「奥歯って治せないんでしたっけ?」
もう100%と言っても良いのではないかと思うぐらい、ほぼ確実にみなさんが、他の部分を指さして、気になると仰るのです。
「だから最初に言ったのに。」
私は何度この言葉を飲み込んだか、数知れません。
私だけは大丈夫、と思っているあなたも、同じことを言う確率は非常に高いのです。
まとめ 長い目で見て考えよう
この記事を読んでくださったあなたは、誰しもが治療後に後悔することを、幸い治療前に知ることができました。
これはとっても幸運なことです。
自分の理想がどんどん高くなっていくことを知っておいた上で、矯正治療を始めてください。
そうすれば、治療後に、さらなる要求を抱えて悩み苦しむことがなくなります。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!
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