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第122回【その2】大人の方が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

今日は、昨日の続きを綴ります。

【関連記事】第121回【その1】大人の方が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】

 

 

(2)矯正をしても、自分が望む理想のお顔にはならない

これは、なかなか衝撃的な見出しかもしれません。

でも、あえてきちんとお話しておくべきことではないかと思ったんです。

 

みなさんは、散髪をお願いするときに、雑誌などでオーダーしますでしょうか。

こんな風に切ってほしいな、と指をさしたその先の人と、ご自身の仕上がった髪型とを比較して、どうでしょうか?

ぴったり同じだったでしょうか?

 

みなさん「だいたい同じだった」とか「雰囲気は似ていた」とかだと思うんですね。

「完璧に雑誌通りになった!」とはいかないと思うんです。

 

それは、(私は髪の専門家ではないので推測になりますが)頭の形の違いや、毛量、毛質、髪色などさまざまな違いからくるものだと思います。

みなさんは髪を切るときは、その点に関して許容できると思います。

 

カットした後一瞬は「ちょっと違うかな?」と思うかもしれませんが、それでも見慣れてきたら大丈夫ですよね。

どうしても気に入らなかったとしても、また髪は伸びてくるので、そこからずっと悩むことはすごく稀ではないかと思います。

 

ちなみに、私は雑誌を指さすのがいまだに苦手です。

だって、顔が違いますやん…って思っちゃうからです。

こんなイケメンやったら、そりゃ何でもに合うし、何なら坊主でも似合うんじゃないかと。

私なんて、坊主にしたらマルコメくんですよ。

 

話が逸れましたが、歯ならびも散髪と同じで、イメージ通りになることの方が少ないです。

骨格の違いや歯の形、唇の厚みや口周りの筋肉の軟らかさ、歯が生える場所の横幅など、さまざまな要因により口もとが決定されます。

そのため、憧れの女優さんのように…とはなりません。

 

 

子どもの矯正より深刻な問題

子どもの矯正の場合、そもそも「子どもの顔は変わる」という大前提があるので、それほど気にする方は多くありません。

しかし、大人の矯正の場合「(成長により)変わらない顔を変える」というイメージが強いと、かなり仕上がりにこだわってしまうことがあります。

 

もちろん、美容室で雑誌の切り抜きを指さすように、どんな歯ならびにしたいかをお伝えいただくのは構いません。

私たちもできる範囲でその要望にお応えできるかどうかを検討します。

 

ただ「同じにはならない」ことを知っておいていただきたいと思います。

 

 

頭ではわかっていても、受け入れられない人がいます

こういった見た目の話をすると「いやいや、そんなこと言われなくても分かってます!」というお返事がほとんどです。

特に、矯正を始める前の方にこのお話をすると、「大丈夫です」と言われます。

 

でも、いざ矯正が終わってみると「なんかちょっと違う気がする」と感じる方が少なくありません。

そして、最終的に「矯正前の方がよかった!」とまで言われることもあるんですね。

 

幸い、私はそのような悲しい経験はありませんが、セカンドオピニオンとして私の医院に来られる患者様の中には、「以前の方がよかった」と落ち込まれている方もいらっしゃいました。

でも、私から見ると、良い状態に治っているんです。

つまり、機能的には治っているけれども、ご本人の希望とは一致していない状態になっているわけです。

機能的に治っているので、主治医の先生も「これでいいんだけどなあ…」となってしまい、その先の治療がありません。

 

 

特に、もともと美しい方は悩むことが多い

こういったお悩みを抱える方は「もともと美しい」ことが多いです。

「美しい」というのは主観が入る表現なのでもう少し学問的に表現しますと、「お顔のそれぞれのパーツが人として平均的な位置にあり、左右の対称性が高く、それぞれのバランスが良い」などを満たす方です。

でも、それではちょっと分かりにくいと思うので、一般的に「美しい」と表現しました。

 

歯以外のパーツが整っているがゆえに、歯だけに強いコンプレックスがある。

そして、その歯が治った時に出来上がった自分のお顔を、とても楽しみにしている。

そういった方の矯正治療後に、このようなお悩みを抱えられる方が多いような気がします。

 

(少々文字にするには繊細な部分が含まれておりますので、もっと詳しく聞きたい!と思われた方は、誤解を招くことのないよう、直接当院でお話をさせていただければと思います。)

 

 

自分が思っているよりも、長年見続けた自分の顔に愛着を持っている

また、どんな人であっても、長年見続けたご自身の顔に愛着を持っているものです。

かくいう私も、20代中盤から後半で矯正治療を受けました。

 

装置を外した後、ちょっと思ったんです。

「あれ?なんか変わった?」

 

私のような、「平安時代に産まれたら良かったのに」って思われるような薄い顔であったとしても、やっぱり20年以上連れ添った顔になじみがあり、それが変わったことによる違和感というのは確実に存在するのだなと実感しました。

今はもう、新しい顔に慣れてしまい、そんなことは思わなくなりましたが、最初は何度も鏡を見ることがありました。

 

着た事がない洋服を着ると、違和感がありますよね。

それと同じような感覚かもしれません。

 

もし、あなたが20年以上同じ洋服を着ていたら、新しい洋服はめちゃくちゃ刺激的で、もしかしたら拒絶反応が出るかもしれませんよね。

歯ならびを変えるということは、そういうことです。

 

ご自身の顔に慣れるまでに時間がかかりますので、気長に待ってみましょう。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!!

 

 

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