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第54回【意図を考えて】歯医者の表彰状が意味するものは?【矯正コラム】

おはようございます。毎朝7時に更新中のしょう先生のブログへ今日もお越しくださり、ありがとうございます。

 

 

待合室やカウンセリングルーム、院長室の表彰状

みなさんは歯医者の壁に表彰状が飾ってあるのを見たことはありませんか?

あれって、何なのでしょうか?

実は、よく見るといろいろな情報が混じっています。

大きく2つに分けられます。

 

1.学歴を示す卒業証書や歯科医師免許、認定医などの証明書関係

2.勉強会の受講証明書関係

 

 

卒業した学校や、歯科医師免許を掲示する義務はない

卒業証書や歯科医師免許を飾っている医院がありますが、それらを飾らなければならないという義務はありません。

(医療法で、歯科医師の氏名は掲示する義務があります。)

 

つまり、卒業証書は院長先生の意志で飾られているということです。

 

その意図はいくつかあると思いますが、1つは、歯科医師としてきちんと卒業していることを証明したいという気持ち。

患者様にはニセ医者かどうか見分ける術がありませんので、歯科医師免許は分かりやすい証明になります。

 

ただし、現在の日本で、卒業大学を詐称して、あるいは無免許で歯科医師として開業するのは非常に困難ではないかと思います。

銀行から融資を受けるときや、大家さんからテナントを借りるときなど、さまざまなタイミングで歯科医師免許の提出を求められますので、詐称していたらその時点でばれます。

また、歯科界は非常に狭い世界ですので、ご近所に免許を持っているかも怪しい変な歯医者ができたら、周りで開業している歯科医師から摘発されることでしょう。

 

ですので、歯科医師免許が飾ってなくても、ほぼ間違いなく免許は持っているはずです。

中には漫画のような闇医者がいるのかもしれませんが…おそらく表立って開業している医院では、そんな歯科医院はないと思います。

 

もう1つの意図は、出身大学をアピールしたい場合です。

特にご年配の患者様で、国公立出身の先生に見てほしいと仰られる方が時々いらっしゃいます。

国公立、私立関係なく、頑張っている先生とそうでない先生はいると思うのですが、患者様に安心していただける歯科医院であることを証明するために、出身大学を強くアピールする歯科医院もあります。

 

確かに一般的に私立の歯学部は国家試験の真の合格率が低いと言われています。

でも、わざわざ国公立であることをアピールする必要はあまりないように思います。

私は、『過去』の学歴ではなく、その人(院長やスタッフ)が『今』どんなお仕事をしているのかが重要ではないかなと思うのですが…

そのあたり、この文章を読まれている方は、どう思われますでしょうか。

 

 

勉強会の受講証明書は物によって重みが全然違う

勉強会の受講証明書は、本当にピンからキリまであります。

例えば、2時間ぐらいの講習会に出ただけでいただける受講証明書もあります。

一方で、何か月、あるいは1年間通い続けて勉強して、試験を受けて合格したらもらえる受講証明書もあります。

ただ、この受講証明書は、デザインや規格が統一されていません。

たった2時間でもらえる受講証明書なのに、何やら英語でいっぱい書いてあって、金彩まで施されて、重厚感のあるものもあれば、1年間通い続けてこれ?と思うようなシンプルな紙もあります。

紙の質やゴージャスさと、その証明書が証明するものは比例しないということを知っておきましょう。

 

 

たくさん飾っていると箔が付く?

中には壁一面に受講証明書や卒業証書(以下賞状)が飾ってあるような医院もあります。

 

オリンピック選手のようにトロフィーやメダルがたくさん飾られている部屋をイメージしてください。

その部屋に入ったあなたは、仮にそのオリンピック競技を知らなかったとしても、「すごい」と思うはずです。

 

歯科医院で多くの賞状が飾ってあると言うことは、つまり、「すごいと思ってほしい」とか「たくさん勉強会に参加している院長です!」という医院の意思表示です。

 

その意思表示を、あなたはどう思いますでしょうか。

「そうそう!そういういろんなところで勉強されているような、すごい先生にお任せしたかったんです!」と思われる方は、ぜひ、たくさんの賞状が飾ってある医院での受診をお勧めします。

でも逆に、特に何も考えていなかったのに、急に小さな個室に案内されて、その壁面いっぱいに賞状が飾られていて「おおお…なんだかものすごく素晴らしい歯医者のような気がする」と思うのは要注意です。

 

今日私が書いたように、全てがものすごく素晴らしい表彰状ばかりとは限りません。

どれが素晴らしい賞状で、どれが参加証程度の賞状なのかは文面を読んでも分かりません。

賞状の量に圧倒されて、ご自身が歯科医院を決める際に大切にしているものを見失わないようにしましょう。

 

 

スタッフに聞いてみるのがおすすめ

もし、ちょっと賞状のことが気になったら、スタッフに聞いてみましょう。

おそらく、本当に大切にしているものがあれば、スタッフもその賞状の内容を知っているはずです。

また、院長がその賞状について詳しく話してくれるようなことがあれば、その賞状は思い入れが深かったり、医院が大切にしているモットーにつながるような、意味のある賞状だと言えます。

 

あまり詳しく説明されなかったり、誰も何か分からない賞状であれば、「すごいと思ってもらう」ためだけの飾りと言えます。

 

 

飾る側の気持ちになってみましょう

賞状だけでなく、医院の絵画や掲示物に関しては、「どうして飾ってあるのかな?」と考えてみましょう。

そうすることで、その医院が目指すものなどが見えてくるかもしれません。

参考になれば嬉しいです。

 

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

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