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第134回【相談の次】矯正の検査って何をするの?【矯正コラム】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

 

友人がこのブログを楽しく読んでいるよと声をかけてくれました。

とても嬉しくなってまた書いています。

みなさんからの声がとても励みになります。ありがとうございます!

 

さて、矯正治療を始める時には、まず「検査」をします。

検査ってどんなことをするのでしょうか?

 

 

レントゲン撮影

矯正の検査では、横顔のレントゲンや、口の中全体のレントゲンなどを撮ります。

普通のレントゲンは画像が平面になるのですが、必要に応じて、CTという立体的に歯の位置を再現できるレントゲンを撮影することもあります。

 

レントゲンでは

1本1本の歯の状態…例えば虫歯になっていないか?

歯周病になっていないか?

顎の骨の病気が疑われる所見がないか?

大人の歯が揃っているか?

などを見ます。

 

また骨格を診て、今後の成長でどのように歯並びが変わって行くのかを予測したりします。

 

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顔写真、口の中の写真撮影

顔の写真や口の中の写真を撮ります。

 

矯正治療では、治療に何年もかかります。

顔の写真や口の写真を撮っておかないと、最初の状態からどのように変わったのかが見直せません。

 

患者様が1人であればきちんと覚えておけますが、矯正歯科では何十名、何百名と同時に治療することになるので、なかなか覚えておくことができません。

その状態を記録しておくことは、とても意味があります。

 

 

歯型取り・スキャン

歯型やスキャンによるお口の画像は、写真と似た意味を持ちます。

しかし、立体的に見るのと、平面で認識するのでは、またちょっと違います。

 

データは患者様にも見ていただくのですが、立体的だとよりイメージが掴みやすくなります。

また、立体的にすると、実際のお口では確認できない、お口を裏側(つまり喉側)から見た状態も確認できます。

さまざまな角度から見て、見落としがないかを確認していきます。

 

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項目は医院によって異なる

今回はオーソドックスな検査内容をお伝えしましたが、他にも複数の検査をする医院があります。

 

例えば手首の骨を撮影したり、口を動かした時の顎の動きを記録したりします。

どのやり方が正しいということではなく、それぞれの矯正医が、自分で治療方針を立てるにあたり、必要と思われる検査を実施しています。

 

 

検査は意味があるのか

矯正において、検査は必要なものです。

ただ、忘れてはならないのは、治療方針を立てるために必要だから検査するということです。

 

中には、検査をすることが目的となっており、治療方針をきちんと考えないまま治療が始まる歯科医院もあります。

それならば、検査は必要がないわけです。

 

 

オーダーメイド治療をおすすめします

私は、矯正治療はそれぞれの患者様にとってオーダーメイドの治療であるべきだと思っています。

1人1人の顎の大きさや、成長のスピードは違うからです。

どなたにも同じ装置でとりあえず様子を見たり、3種類ぐらいの既製品を使い分けているだけで、みんなの歯が治るとは思えません。

 

皆様のお子さんには、既製品をはめておくだけで良いですか?

それとも、あなたのお子さんのためだけに作られた装置が良いでしょうか。

 

※誤解を招かないよう補足しておきますと、当院では「ムーシールド」という装置だけ、オーダーメイド装置ではなく、既製品を利用しています。

これは、矯正を始める前のお子さんに、口周りの筋肉や舌の筋肉のバランスを整える補助的装置として使用しています。

 

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検査から診断へ

検査が終わったら、歯科医師が資料を分析し、治療計画を立てます。

治療計画については、また後日の記事でご紹介しますね。

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

 

 

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