BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
先日、患者様からとっても嬉しい声をいただきました。
その声をご紹介するとともに、私の矯正治療に対する考え方をお伝えしたいと思います。
目次
歯磨きが上手になった
矯正診療に来てくださった20代の女性から、診療後にこんなコメントを頂きました。
「この前、定期検診で他の歯医者に行ったら、歯磨きがすごく上手になって、状態がとってもいいねって言われたんです。」
「最初に来た時と全然違うねって言われて、嬉しかったです。」
このようなご報告を受けたのは初めてだったので、とても嬉しく思いました。
矯正治療だけでは、患者様の笑顔は保てない
当院のモットーは、「いつまでも素敵な笑顔を」です。
これは、矯正治療を終えたときだけではなく、その後ずっと笑顔でいてほしいという意味が込められています。
おじいちゃん、おばあちゃんになっても素敵な笑顔で笑えるように、そして可能な限り人工の歯ではなく、ご自身の歯で物を噛めると良いなという願いです。
矯正治療できれいに歯を並べることができても、その後自分でしっかりと歯のケアをしなければ、虫歯になったり、歯周病になって、やがて歯は抜け落ちてしまいます。
それでは、素敵な笑顔を維持することはできません。
硬いものが食べられなくなって、お孫さんと楽しい食事ができなくなったり、「おばあちゃん口クサイ」なんて言われて、懐いてもらえなかったりしたら、悲しいですよね。
歯を長く保つために、歯のお手入れは必須なんです。
当院では、患者様の歯磨き教育に力を入れています
前述の女性は、こんなことも言ってくださいました。
「私、正直前歯って磨かなくてもいいかなって思ってたんですよね。(歯と歯の間に)隙間が開いてたし、何も挟まらないから勝手に汚れが取れてるのかなって…。でも、実際に色を付けて見たらべったりと汚れがついてたので、びっくりしました。今はちゃんとフロスしています。」
こういうお言葉も、本当に嬉しかったです。
私たちが矯正治療で歯をきれいに並べたとしても、もしこの方の歯磨きに変化がなければ、矯正後に歯と歯の間に虫歯ができてしまった可能性があります。
この方は矯正治療に通い、歯のケアの仕方をしっかりと習得されたことで、今後末永く歯の健康を手に入れられたと言えるでしょう。
こういうお仕事が私の目標なので、本当に嬉しかったです。
いつまでも素敵な笑顔を
私は、矯正治療とは、いつまでも素敵な笑顔でいるための、1つのアプローチだと思っています。
歯をきれいにすることは、多くのメリットがあります。
ただ、それを維持できてこそ、その意義は大きいと考えます。
大人の歯との付き合いは、亡くなるまで続きます。
それまでずっと維持するためには、フロスを含めた、歯磨き技術の向上が必須です。
当院では、矯正治療のために来られた患者様に、歯磨きの指導をしています。
単なる歯のお掃除ではなく、ご自身で磨けるようにとの思いを込めています。
矯正治療に来られているお子さんには、歯磨きの技術を小さいうちに身に着けてもらい、将来自分でケアをすることが当たり前になるようになってもらえたらいいなと思いながら、指導をしています。
矯正治療に来られている大人の方には、新しい知識と技術を得ていただくことで、新しい虫歯や、歯周病を作らないようにと考えて想いをお伝えしています。
たとえ今まで虫歯が多かった大人の方でも、現在の歯の状態を保ち、今以上悪い歯を増やさないようにと考えながら、歯磨きの指導をしています。
私たちの見ているゴールは、矯正治療が終わったその日ではありません。
皆さんがこの世から旅立つその日をゴールだと捉えて、今できることに取り組んでいます。
みなさんが単に歯を並べるだけでなく、長きに渡って良い状態をキープできるように、三川矯正歯科のスタッフ一同で、知識や技術を提供していきます。
大変ですが、一緒に頑張りましょう!
おまけ:歯の汚れの見える化をしよう
このブログを読んでくださっている読者の方は、当院に通われている方だけではなく、遠方の方もいらっしゃると思います。
そんな方にぜひおすすめしたいのが、「歯の汚れの見える化」です。
普通に磨くと磨き残しが分かりにくいので、色を付けて見えるようにするお薬(染め出し液)が市販されています。
歯医者で販売されている物とは成分が若干異なるのですが「ハミガキ上手」とネットで検索していただくと、一般の方でも購入できるものが表示されます。
おまけ2:フロスもがんばろう
染め出し液で歯ブラシが上手になったら、ぜひフロス(糸ようじ)もマスターできるように頑張りましょう。
フロスは1度やってみたら、こんなに汚れが残っていたのかとびっくりされること間違いなしです。
とにかく騙されたと思って、やってみてくださいね。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!
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