BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は、私が矯正相談の時に思っていることを綴りたいと思います。
目次
世のお父さん、お母さんへ
質問です。
お父さん、お母さん。あなたは、次のうち、どれが良いですか?
1)60歳から介護が必要になり、ご自分のお子さんに介護してもらう
2)70歳から介護が必要になり、ご自分のお子さんに介護してもらう
3)80歳から介護が必要になり、ご自分のお子さんに介護してもらう
介護開始は少しでも遅くしたい
おそらく、ほとんどの方が3)を選ばれたのではないでしょうか。
もしかしたら、この質問に対して「介護なんてしてもらわず、元気なまま年を取って、気づいたら天に召されていたって形が理想だわ」と思う方がいらっしゃるかもしれません。
他には「介護が必要になった時のために蓄財しているから、老人ホームとか、介護施設とかでお世話になって、子どもの世話にはならないよ!」という立派な方もいらっしゃるかと思います。
いろいろな意見があるとは思いますが、少なくとも、1)や2)を選び、早く要介護状態になりたいと思っている方は、いないのではないでしょうか。
健康に気を遣う
では、次の質問です。
介護状態にならないために、あなたは今、何を心がけていますか?
1)暴飲暴食を避ける
2)適度な運動をする
3)禁煙する
4)十分な睡眠をとる
5)その他
いろいろな健康に対する取り組みがありますよね。
さて、あなたのその健康に対する取り組みの中に「歯を大切にする」ということは入っていますか?
歯がなくなると、要介護状態へのスピードが加速する
歯は、食べ物を食べるために必要不可欠な器官です。
歯が悪くなったり、歯がなくなってしまうと、物を食べることができなくなります。
少しずつ硬いものが食べられなくなり、食べられる物だけを食べるようになると、栄養が偏ります。
そして栄養が足りなくなり、体も衰え、少しずつ衰弱していきます。
最後に待っているのは寝たきり、要介護状態です。
「もう私は歳だから」と矯正しない大人たち
私がお子さんの矯正治療についてお話をする際に「お母さんも(お父さんも)一緒に矯正されてはいかがですか?」とお尋ねするのですが、ほとんどの親御さんが
「私はもう歳だから良いです」
「私はもうこの歯に慣れたので良いです」
とお断りされます。
もちろん、矯正治療は費用的に高額なので、お子さんの矯正治療と、親御さんの矯正治療を同時に進めることは大変なこと、理解しております。
ただ、日本ではあまりにも「親御さんがご自身の歯を大切にされていない」気がしてなりません。
今は良くても、老人になったら後悔する
今や、男性の寿命が81歳、女性の寿命が87歳にまで延びていますよね。
20、30、40代の親御さんが歯を大切にしないということは、将来お子さんに介護の負担がのしかかる可能性が高いと言えるでしょう。
老後の後悔についてアンケートを取ったところ、第一位は「歯の定期検診に行けば良かった」というデータもあるぐらいです。
第65回【75%越え】歯で後悔する人の割合は?【矯正コラム】
人は歯がなくなってから、後悔してしまうんですよね。
お子さんに迷惑をかけないように
親御さんが、ご自身の体を大切にされないと言うことは、お子さんの介護の負担を増やすということです。
矯正治療は費用面でちょっと…という方もいらっしゃるかもしれません。
でも、一般歯科の定期検診は保険が適応可能です。
「定期検診代がもったいない」という声も聞くのですが、それにより、奪われるのはあなたのお子さんの時間かもしれません。
あなたのお子さんが、あなたの介護のために、貴重な時間を割く確率が高まるとしても、定期検診代を節約しますか?
それは、非常に短期的な物の見方ではないかと、私は思います。
長期的に考えれば、定期検診にきちんと通い、歯のメインテナンスをすることで、親御さんは健康寿命、つまり自分で自立した生活ができる期間が延びます。
そして、お子さんは親御さんが健康に生きてくれたら、介護に時間を割くことが減ります。
もちろん、歯が健康の全てではないですが
もちろん、しっかりと歯のメインテナンスをしていても、急に介護状態になってしまうことはあります。
でもそれは、どんな人でも急逝することがあるのと同じです。
「何があるか分からないから、何もしない」というのはおかしいのではないでしょうか。
何があるか分からないけれど、少しでも健康にいられるために、食生活に気を付け、適度な運動をするのと同じように、歯を大切にする。
それはきっと、あなたと、あなたの周りの人たちの笑顔につながるものと、私は信じています。
ぜひ、歯の定期検診に行ってくださいね。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!
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