BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日は皆さまからリクエストの多い、目立たない装置についてご説明します。
目立たない装置にも種類があります
矯正相談でよくご相談されるのが、装置の見た目です。大人の矯正に絞ってお伝えしますと、1番一般的なのは歯の表側に矯正器具をつけて、針金を使って治療をする矯正です。
それ以外に、歯の裏側に矯正器具をつけて行う矯正や、マウスピースを用いて行う矯正があります。後者2つが、目立たない矯正になります。
舌側矯正の噂あれこれ
歯の裏側に矯正装置をつけて、針金を通して行う矯正治療を「舌側矯正(ぜっそくきょうせい)」と言います。
この舌側矯正、インターネットで調べると、いろいろな噂が出てきます。
「舌側矯正は時間がかかる!」
「舌側矯正は高い!」
「舌側矯正は仕上がりがイマイチ!」
さてさて、一体何が正しいのでしょうか?
同じ矯正でも、違う発想と知識が必要です
私は、表側の矯正でも舌側矯正でも、仕上がりは同じだと思いますし、時間もさほど変わらないと思っています。ただし、忘れてはならない大切な条件があります。
舌側矯正は、舌側矯正のプロにお願いすること!これに限ります。
私は、1年だけ、舌側矯正専門の医院で勤務し、勉強させていただいたことがあります。その時に、「あ、これは表側の矯正とは全く違う考え方で治療を進めなければならないな」と思いました。
細かい話は難しくなってしまうので割愛しますが、歯の裏側とはすなわちお口の内側なので、お口の外側と比べてとても狭い部分になります。そのため、表側とは違う工夫が必要になります。
私たち術者の治療の体勢(姿勢)も全然違います。私は、口の中を覗き込む舌側矯正の診療をした後は、いつも腰痛が悪化していました。
考え方が違いますので、普段表側からの矯正を主にしておられる先生が、舌側矯正をすると、慣れていないので治療期間は長くなります。また、仕上がりもいまいちになる可能性が高まります。
インターネットで舌側矯正に対する否定的な意見をよく目にしますが、その否定的な意見を出しておられる方は、舌側矯正をメインにされている先生に診てもらえなかったのではないかな?と私は考えます。
舌側矯正を専門にされている先生が舌側矯正をされると、治療期間も短く、良い結果になります。ですので、舌側矯正をお考えの方は、ぜひ舌側矯正メインで治療を行っている先生の所へ足を運んでみてください。
ちなみに私は、舌側矯正は行っておりません。私が治療するよりも、舌側矯正を専門にされている先生の方が、期間の面でも治療結果の面でも、患者様にとってプラスになると考えているからです。
次回は、もう1つの目立たない矯正、マウスピース矯正について綴りたいと思います。お楽しみに!!