BLOGしょう先生のブログ
岩盤浴の部屋にはテレビがついているのですが、そこでワイドショーが放送されていました。
石川県で起きた地震の現場で、地元の方にインタビューをしていました。
被災地では今も水道が復旧していない場所が多くあるとのこと。
そんな大変な地域に住む女性は、こう語っていました。
「ほんとねー早く復旧してほしいですけれど
この寒い中、みなさん一生懸命作業してくださっているから…」
私は小学校6年生の時、阪神淡路大震災を経験しました。
テレビで見る映像と、実際に体験する震災は大きく異なり
どれだけ上手に話しても、きっと伝わらないだろうな…と思ってしまうほどの
インパクトがあり、絶望感がありました。
テレビに映っていた女性は、テレビで見ると、インタビュアーと普通にお話されていました。
画面越しでは、背景は地震後の大変な風景なのですが
女性自身はそれほど大変ではないようにも見えるインタビューでした。
でも、絶対、例えようのない虚無感に襲われているに違いないのです。
それは、私が経験したから分かること。
そんな状況の中で、冒頭のコメント。
「寒い中、一生懸命作業してくださっているから…」
はたして私に、そのコメントができるかどうか?
きっと、言えないです。
「一日も早く復旧してほしいですね。」とか
「どうしてなかなか復旧しないんでしょうか。」とか言いそうです。
自分が被災して、めちゃくちゃ辛いときに、作業員の皆様を慮るコメントができる。
その受け答えができる女性を、素敵な方だな…と思いました。
(テレビ番組なので、もしかしたらテレビ側に言わされている可能性もあるのですが
そこはあえて、この方の心からの言葉だと信じたいです。)
私は、自分が辛いとき、同じように振舞える自信はないのですが
せめて心がけだけでも、そういう人間になれるように…と思いながら
今日のブログを書きました。
精進したいと思います。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!