BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。さてさて、今日は最後のポイントについてお伝えいたします。最後は、診療室に入った時のポイントです。
昨日までのポイント2つはこちらです。
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診療室に入った時に、まず聞かれること
今日お伝えするポイントは、初診ではなく、再診(2回目以降の受診)のときに気を付けてほしいポイントです。診療室に入って、椅子に座った時に、歯科医師や歯科衛生士からこんなことを聞かれませんでしょうか。
「その後どうですか?」
「お変わりないですか?」
「痛みなどありませんか?」
こういった質問に、「はい、大丈夫です。」とだけ答えていませんでしょうか。この質問、実はとても大切な質問なんです。
診療の最初に気になることは伝えておく
最初の質問の時に、気になることがある方は必ず伝えるようにしてください。大切なのは、治療前に質問することです。
診療が終わってから聞くのはNGです。なぜなら、その質問によって、治療方針が変わることがあるからです。矯正治療の分野でいいますと、「前回の調整後からしばらく、上の歯が痛かった」と最初に伺っていたら、治療前にその原因を探ります。そして(原因はさまざまですが)場合によっては、次の針金を少し痛みが少ないように調整したりすることがあります。
しかし、治療が終わってから、「前回上の歯が痛かったんですけど、次も痛みますか?」と聞かれたら、もう何も対処ができないので、「はい、痛みます!」と答えるしかなくなります。最初に言ってくれたら何か工夫ができたかもしれないのに…と思いながら、「はい、痛みます!」と答えます。もちろん、満面の笑みで。
ですので、気になることがあった場合は、必ず最初に伝えてくださいね。
とはいえ、なかなか皆様から積極的にお伝えするのは難しいものですよね。
もし、スタッフからの質問と、皆様が言いたいことが少し違う場合は、こんな言い方を使ってみてはいかがでしょうか。
例1
スタッフ「痛みはありませんでしたか?」
患者様「痛みはなかったのですが、ちょっと気になることがあります。」
例2
スタッフ「お変わりありませんか?」
患者様「特に変わったことはないのですが、ご相談したいことがあります。」
質問をされて嫌がるスタッフはいませんので、お気軽にお伝えいただければと思います。
あっ、でも、ご相談の時間が確保できるように、遅れずお早めにご来院くださいね。
診療中にお買い物に行くお母様は特にご注意を
私たちが特に困るのが、最初にお子さんだけで来院されて、診療が終わった後にお母さまが来られて、たくさんの報告を受ける時です。
その時には次の患者様も来られていますので、そこからできることはあまりありません。
後から来られたお母様から「子どもに、先生にいいなさいよって言ったんですけど、聞かれてませんか?」と言われることもよくあります。
お子さんは大人以上に歯医者に緊張しています。その状況できちんと伝えられる子ばかりではありません。
保護者の方が最初に来られない場合で、何か伝えたいことがある場合は、簡単なお手紙をお子さんに持たせることをおすすめします。
きれいな便箋じゃなくても、チラシの裏紙でも大丈夫ですよ。ちょっと、え?チラシ?とは思いますが。
まとめ
- できるだけ先生の集中力が高い、早めの時間を予約する
- 歯磨きをして、口の中をきれいにしてから歯医者に行く
- 診療の前に気になることは伝えておく
いかがでしたでしょうか。これを守るだけで、同じ先生であっても、治療の質はずいぶん変わると思います。ぜひ、お試しください。