BLOGしょう先生のブログ

母子分離とは

おはようございます。いつもお越しくださり、ありがとうございます。今日は、母子分離についてお話したいと思います。

母子分離って、何?

当院では矯正治療が始まったら、小学生以上のお子さんには、母子分離をお願いしています。母子分離と書いて、「ボシブンリ」と読みます。この言葉、聞いたことはありますか?文字通り、母と子を分離するという意味です。

お子さんの治療時には、お母さまには待合室でお待ちいただき、お子さんのみ、診療室に入室していただく治療のことを指します。

ここには「お母さま」と書きましたが、お父様やご家族の方みなさまに待合室でお待ちいただきます。母子分離という言葉が定着していますので、この記事では「お母さま」と表記いたします。

お母さんのいない場所での子どもは、一味違います

お子さんは、小学校でお母さまがいなくても生活ができていますよね。その時のお子さんって、お母さまの目の前にいるお子さんと、全く同じでしょうか?実は、全く別の人格を持っているのではないかと思うぐらい、違うことがあります。

私は歯科医院での子どもたちしか分かりませんが、お母さまが近くにいない時の方が、子どもたちは総じてしっかりしています。

お母さんが近くにいると、
「目でお母さんに訴えれば何とかしてくれる。」
「黙っていればお母さんが代わりに先生と話してくれる。」そう思ってしまうお子さんって、実は非常に多いんです。

お母さんに待合室に行っていただくと、子どもたちはとたんに話し始めます。自分で話さないと、誰も助けてくれないと分かると、自らの言葉で話し始めるのです。

自らの言葉でコミュニケーションを取ることが大切

矯正相談で、私がお子さんに直接質問しているのに、それを遮ってお母さまが答えてしまうご家族もあります。お母さまはおそらく、なかなかこの子は自分の言葉で言えないから…と思っているのだと思います。でも、多くの場合、お母さまがいなくなると、子どもたちは少しずつ、ぽつぽつと話し始めます。

お母さまにお話を遮られることに慣れている子は、ちょっと時間がかかりますが、
「お母さんはいつもイタイイタイって聞いてくるけど、私はそんなに痛くないの」とか
「お母さんは頑張って装置使ってるっていうけど、僕は寝る時だけ外しちゃってるんだよ」などと、子どもなりの言葉で表現をしてくれます。

こうやって自分で、自分の言葉で先生やスタッフと話すことで、心のどこかで他人事だった矯正治療が、自分のことだと認識できるようになります。

自分のことだと認識できるようになれば、装置も頑張ってくれるようになります。

無理やり塾に入れても、勉強しないのは、他人事だから

親に無理やり塾に連れていかれても、勉強する気にならないってこと、みなさん子ども時代に経験されているのではないでしょうか。どんなに良い環境を与えられても、結局自分のことだと思えないと、連れていかれるだけ、行かされるだけでは他人事のままなので、自分から頑張ろうとは思えないんだと私は考えます。

せっかく矯正をするからには、自分事だと思って頑張ってほしいです。頑張った先に、いつまでも食事をおいしく食べられる未来があると理解してほしいので、私は母子分離を行っています。どうぞご理解のほど、よろしくお願いいたします。

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