BLOGしょう先生のブログ

花粉症の薬、いつから飲むのか問題

みなさんは花粉症にかかっていますか?私は20代で発症し、長い付き合いになっています。

花粉症に悩む人たちの間でしばしば話題になるのが「いつから薬を飲むのか問題」。

早めに飲み始めると良いと言う人から、症状が出てからで良いと言う人。

はたまた、薬に頼らず、ヨーグレット(ラムネ菓子)だけで改善したなんて言いだす友人もいました。

果たしてどの説が正しいのでしょうか。

 

私はある程度情報収集をして、ここ数年は早めに飲み始めることにしています。

今年2024年は1月末にものすごく冷えた時がありましたよね。

その寒さが和らいだ日から飲み始めています。

みなさんにもぜひ、早めの服用をお勧めしたい

…という記事ではありません。

医学の世界は日進月歩で、つい最近まで良いとされていたことが、あまり効果がないと判明したり、むしろ逆効果であった、なんてことがしばしばあります。

例えば、一昔前はダイエットのためには脂肪を摂らないように!と言われていたのに、今は炭水化物がターゲットになっていますよね。

牛乳で背が伸びる!なんて説もありましたが、それも嘘みたいですね。

 

ちなみに私の周りの高身長仲間で牛乳が大好きって人はあまりいません。

それよりは「よく寝ていた」「早く寝ていた」という人が背が高くなっているように思います。

 

また、歯学に従事するようになって分かったことですが、割とどんな意見(学説)であっても、その意見を肯定してくれる論文がある、ということです。

例えば先に述べた「ダイエットには脂肪を摂らない」と「ダイエットには炭水化物を摂らない」に関して。

きっと、どちらの説も推奨する論文が出てくるはずです。

 

歯科関係で言うと、「親知らずが前歯を押して、ガタガタになることがある」という論文と、「親知らずと前歯のガタガタには関係がない」という論文がどちらも見つかることでしょう。

結局文献を調べても、Aを肯定する研究、Aを否定する研究がそれぞれにあるのです。

花粉症の薬も、早めに飲んだ方が良いのか、それは意味がないのか。

結局のところ、分かりません。

全くの無知ではいけませんが、私のような花粉症に関する素人がネットで調べても、完全な正解に辿り着くことは難しいのです。

自分の体で試して、体にあった飲み方を探していきたいと思っています。

 

皆さんはネットの医学的な記事って、なんとなく正しいように感じていませんか?

もちろん、書いている著者は嘘をつくつもりはありません。

でも、どんな記事を読むときも、「いろんな説がある」ということは頭の片隅に入れて読んでいただきたいと思います。

そうすることで、視野も広くなりますし、偏った考え方にどっぷり浸かってしまう危険性も防げるのではないでしょうか。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

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