BLOGしょう先生のブログ
前回のブログで断捨離宣言をしてから1週間が経ちました。
コツコツと家の片付けや、その他身辺整理を進めています。
今のところ、倉庫として使用している部屋の整理整頓と
パントリーとして活用しているキッチン引き出しの片付け
廊下に設置されている収納棚の片付けなどを終えました。
定期的に片付けをしているはずなのですが
見直すといらないものが次々と出てきます。
よく、片付けをするとスッキリする!と言いますよね。
でもこれ、実は逆だと思うんです。
頭の中って、本来すっきりしているはず。
ところが、物が増えてくると
それが余計なノイズとなって
頭がすっきりしなくなってしまいます。
ずっと散らかっていると
それが当たり前になってしまって
掃除をした時に「すっきりした!」と感じる。
だから、本来のパフォーマンスを出したければ
スッキリさせておくことが重要なんじゃないかな
と思います。
この現象は、たばこに似ていると思いました。
歯科とたばこは密接な関係があるため
禁煙指導を行ったりもするのですが
これがとても難しいんです。
たばこを好きな方って
吸うとスッキリする!とか
「そろそろ吸いたくなる」
って言いますよね。
たばこを吸うと、脳内物質が快楽を伝えます。
そして、ずっとたばこを吸っていると
脳内に快楽物質がある状態が当たり前になってしまい
普通の状態ではいられなくなってしまう。
たばこのない状態が普通のはずなのに
快楽物質が出ていないと
おかしい状態だと錯覚してしまう。
たばこも、散らかった部屋も
どちらも「本当は正常じゃない状態」が
「その人には正常な状態」になってしまう。
そして、自分の中の正常から抜け出すのは
とても難しいのです。
なぜなら「脳」という高次元のレベルで
散らかった状態や
タバコに蝕まれた状態を正常と認識しているからです。
ゴミ屋敷の住人が
周りがなんと言おうとも片づけないのは
心の闇もあると思うのですが
きっと脳という高次のレベルが
それを正常と認識してしまっているからでしょう。
「この部屋の荷物を片付けるぐらいなら死んだほうがまし」
「たばこをやめるぐらいなら死んだほうがまし」
この強い意思は、他の人が変えられるものではありません。
片付けもたばこも
どちらも変えることは難しいですが
少しずつ時間をかけて
本来のクリアな脳を取り戻したいものですね。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!