BLOGしょう先生のブログ
思いやりのある人ってどんな人なんでしょうか。
相手のことを考えて行動できる人が
思いやりのある人だという定義は分かります。
でも、人にはそれぞれいろいろな価値観があるので
良かれと思って行動した結果が
相手を不快にさせたり、悪い結果を生むこともあります。
そのため、1つの行動だけを見て
思いやりがあるかどうかを判断するのは
難しいように思います。
ただ、1つの判断基準として
こんなのもあるかな…と思っていることを
ご紹介します。
私は小さなテニスサークルの日程調整役をしています。
LINEグループができているので
私から日程を提示して、みなさんに
「参加・不参加・未定」のどれかを入力してもらうのですが
毎回ぎりぎりまで入力しない人がいます。
私は日程を調整する役で
テニスコートを予約してくれる方は別にいるのですが
参加者の人数によって
コートを予約する面数を変えなければなりません。
そのため、上記理由を説明したうえで
早めに予定を入れてほしいとお願いしているのですが
それでも入力してくれないことが多々あります。
人間なので、たまには入力を忘れることがあります。
それは仕方のないことです。
ただ、毎回となると、コート予約をしていただく方に
申し訳ない気持ちが湧いてしまいます。
返信のない方がいたら
コート予約担当の方が何日かに一度
わざわざLINEグループを開いて参加人数を確認し
もし人数が増えていたら
コートを増やさなければならないのです。
また、 別の日に、居酒屋でこんな話がありました。
「私、日程調整とかは少し返信を遅らせるんです。
何日か考えて、行こうかなと思えるようになったら
返信するようにしています。」
「その子と本当に遊びに行きたかったら
すぐ決めるんですけど
そうじゃない時もあるので…。」
みなさんはどう思われましたでしょうか。
これらの行動は
思いやりのある行動とは言えない気がしませんか。
これらの2つの事象には共通点があります。
テニスコートの予約でも
お友達との約束でも
「相手が動けない状態」にしているということ。
例えばテニスで、人数が足りないことが
事前にわかっていたら
サークル外の友人を呼ぶことで
開催することができます。
でも、来るか分からない(音沙汰がない)となると
来るかもしれないので
他の人を呼ぶこともできない。
お友達との約束も
断ってくれたら他の子を誘えますが
返信がなければ、他の人に声をかけることができません。
そういった「相手が動けない状態」になっていることに
気づけているのかどうかが
思いやりの1つの指標なのではないかと
私は思います。
誤解のないように補足しておくと
なんでもすぐに返信しなさいと言っているのではありません。
現時点で分からないなら
分からないことを伝えること。
そして、いつになったら分かるのかを伝えること。
それにより相手に安心してもらうこと。
それが大切なのではないでしょうか。
こうやって具体的に話して初めて
「あれ、もしかして僕の行動は
思いやりのない行動だったかもしれない。」
と気づく方も少なくありません。
もし、今私の文章を読んで
何か気づきがあったならば
これからの対応を変えてみませんか。
人生は1度きり。
自分だけでなく、相手にとっても大切な時間です。
相手の時間を奪わないようにすることが
思いやりにつながるのではないかなと
考える今日この頃でした。
今日もお読みくださりありがとうございました!