BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
取り外しの装置にするか、つけっぱなしの装置にするか?
お子さんの矯正装置には、大きく分けて2種類あります。取り外しができる装置と、できない装置です。
装置にはさまざまな役割があり、患者様によってはどちらかしか使えない場合もありますが、どちらでも可能な場合もあります。
今日は取り外しのできる装置で、親御さんが大変なことを書きたいと思います。
1番怖いのは、紛失
取り外しができる装置の場合の1番のリスクは「紛失・破損」です。お子さんが装置をなくしたり、踏んづけて壊してしまうことが怖いです。
そういった場合は、実費をいただいての作り直しとなります。費用も安くないですし、またなくすのではないかと心配になると思います。
紛失を防ぐため、外したらケースに保管することを指導しています。
使っていないことも
次に頭を悩ませるのがお子さんが「装置を使わない」問題です。取り外しは自分でできるので、親御さんが見ていない場所でこっそり装置を外してしまう子がいます。
装置を外していると、効果が出ないだけでなく、後戻りといって歯ならびが元に戻ってしまうこともあります。
これまた装置を作り直すことになりますので、費用がかかります。
いかに親御さんが協力してくださるか
私はたくさんのお子さんの矯正をしてきましたが、ちゃんと使う子と、そうでない子ははっきりと分かれます。
ご本人の気質、性格もあると思うのですが、親御さんの協力度が特に大きく影響しているような気がします。
矯正医の力だけでは何ともなりません
「先生からも装置使うように言ってくださいよー」と時々言われます。ただ、残念ながら私が指導できるのは月に1回だけ。
毎日そばにいる親御さんから根気強く指導していただかなければ、なかなか改善の兆しは見られません。
矯正中は大変だと思いますが、お子さんの矯正装置に気を配っていただき、ご家族一丸となって矯正に取り組んでいただけると、装置の装着期間は短くなると思います。
一緒に頑張りましょう!