BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日の写真は、三宮の写真です。満月がボーリングのボールのように見えたので、撮影してしまいました。
矯正相談の最後によく聞かれること
矯正相談の最後に、何かご質問ありますか?とお尋ねして、よく聞かれることがあります。
「矯正した方が良いですか?」
という質問です。
30分間、矯正の必要性について説明した後に、矯正した方が良いですか?と聞かれます。
今、必要性を一通り説明したのに、どうしてこのような質問をされるのか、それを考えていくと、いくつかの可能性にたどり着きます。
必要のない方には治療をすすめません
可能性の1つとして、患者様や親御さんとしては、必要のない治療を勧められているのではないか?という疑念が拭えないのかもしれません。
だから、私の説明の後に、本当に必要なんですか?と再度質問されるのではないでしょうか。
私は矯正治療の必要のない方には、治療をおすすめしません。
また、治療を始めるにはまだ早いお子さんに対しては、もう少し待ちましょうとお伝えします。
さらに、必要かどうか、今後の成長によって変わるかもしれない方など、治療の見極めが難しい方には、そのことをそのままお伝えします。
私が矯正相談を最後まできっちりする患者様は、基本的に矯正が必要な患者様だけです。
絶対するべき、とは言いません
別の可能性として、自分で決められないので、先生に決めてほしい、先生に背中を押してほしい!と思っておられる方もいらっしゃいます。
矯正相談に来られた時に、「矯正した方が良いですか?」と聞かれたときは、お口の中を見て、必要かどうかを丁寧に説明します。
しかし、矯正相談が終わった後に、「矯正した方が良いですか?」と聞かれた時は、私は「絶対した方が良いです」とは言わないようにしています。
なぜなら、この30分間、矯正の必要性を説明した上で、あえてその質問をされているからです。
親御さんの中で何かまだ納得できない部分や、理解できなかった部分があるという意思表示とも考えられます。
最後に私が「絶対した方が良いです」と言ってしまうと、後々、「先生がやったほうが良いって言ったからやったのに」と、治療に対する責任を丸投げしてしまう親御さんもいらっしゃるので、そこは私は決めないようにしています。
自分で、またはご家族で決めることが大切
矯正は長い年月がかかります。費用もかかります。仕上げ磨きなど、親御さんに協力していただくこともあります。
そして、例えばガンのように「しなければ数ヶ月後に命の危険がある」という病気でもありません。
ですので、しっかりとご本人が決断する、あるいは幼いお子さんの場合は、ご家族で決めていただき、ご本人が頑張ること、ご家族でサポートする体制を作ることが、とても大切になります。
ですので、私は、私が患者さんの治療をするかどうか、決断はしません。
決断に必要な情報や、悩んでいることに対しての情報は、矯正相談でしっかりとお伝えしますので、その情報をもとにゆっくりとご検討ください。