BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日はひなまつりですね。♪灯りをつけましょぼんぼりに~♪って曲、最近スーパーに行ってもあまり聞かなくなった気がするのですが、皆様の地域ではいかがでしょうか?
今日は矯正中の痛みを減らす取り組みについて、書きたいと思います。
矯正って痛いの?
矯正治療を始めるにあたって不安要素の1つは痛みだと思います。相談をよく受けますが、ほとんどの方にとって、この痛みはそれほどの障害にならないと考えます。ただ、痛いか痛くないか?と聞かれたら「痛いと思う」と答えています。痛くないと言うとウソつき先生になってしまうからです。
矯正治療時の痛みは、歯が動く痛みと、物理的に装置がほっぺたや唇に擦れる痛みがあります。こちらに関しては、以前に記事を書いていますので、ご覧ください。
治療中少しでも痛くしないようにする工夫
上記の通り、歯を動かす痛みに関しては、防ぎようのない部分もあります、しかし、診療中の痛みに関しては、極力少なくなるように工夫をしています。
まず、患者様の不安を取り除くようにしています。治療中に口を開けて目を閉じてしまうと、何をされるか分からないですよね。それって怖いと思うんです。怖いと、余計に痛みを強く感じてしまう可能性がありますので、私はできるだけ治療内容を話しながら進めていくように心がけています。
先日も怖がりの女の子がいて、号泣していたのですが、
「次は右上をするよ~」
「できた!!次はまえば~」
「最後に奥歯も~」
と話しながら治療したところ、とっても上手にできました。実際に痛くなくても、「怖い」が「痛い」に変わってしまう(錯覚する)ことがあるんですね。
また、お口の中に鏡を入れるときなども、できるだけ歯に当てないように気を付けています。歯科医師として長年働いていると、歯にカツンと鏡が当たってしまうなんてことは日常茶飯事で、それほど気にならなくなっていくのですが、患者様にとってはやはり嫌な気分になるもの。できるだけ不快感を取り除くよう意識をしています。
診療中の不快感を減らすことで、少しでも安心して治療を受けていただけたらと思っています。