BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。今日は私の、矯正治療と歯磨きに対する想いを少し綴りたいと思います。
いつまでも素敵な笑顔を
私は、医院のスローガンを「いつまでも素敵な笑顔を」としています。矯正治療では、きれいな歯ならびになりますが、それだけでは歯は長持ちしません。しっかりとメインテナンス、すなわち歯磨きができなければ、いくらきれいな歯ならびでも、長持ちしません。
また、矯正治療中に虫歯になってしまうことも、未来の歯にはマイナスとなります。一度大人の歯が虫歯になってしまうと、その後元通りにはならないからです。
矯正治療と並行して歯磨き指導
当院では、マウスピース矯正をご希望の方には、診療時に歯磨き指導をセットで行っています。
全ての歯をきれいにクリーニングするのはかかりつけの歯医者さんにお任せしていますが、日常生活で絶対に必要な歯磨きの技術を少しでも向上できるように、何か1つでも学んでもらえればと思いながら指導をしています。
先日はこんなことをしました。
染め出し
(※この先、お口の写真が出てきます。汚い写真ではありませんが、苦手な方はご注意ください。)
みなさんは歯医者で「染め出し」ってしたことありますか。磨き残している部分だけがピンク色に染まる特殊な液体を使って、歯に色をつけることです。
今日来てくれたお子さんは、ちょっと汚れていた下の前歯に色を付けてみました。
(苦手な方のために、画像を少し小さくしています。)
下の歯が、ピンク色になっていますね。
実はこの場所、前回も歯磨き指導をした部分なんです。
ちょびっと歯が内側に入っているので、磨きにくいんですね。
お子さんもびっくり。
「ちゃんと磨いてきたと思っていたのに、汚れてる~!!」
ごしごし。ごしごし。
電気についている鏡を見ながら、真剣にピンク色の汚れを取っています。
いろんな持ち方をしたり、歯ブラシを横にしたり、縦にしたり。
もちろん私たちが大学時代に学校で習う「正しい持ち方」や「正しい磨き方」というのはあります。
でも、何よりも大切なのは、本人が興味を持って歯磨きをしてくれること。
一生懸命頑張ってくれているので、温かく見守ります。
「とれたかなあ…」
ということで、お口を漱いでもらって、もう一度チェックすると…
じゃーん!
最初についていたピンク色はほとんど消えてしまいました!!
やったね!!一人で上手に磨けたよ!!
矯正歯科では歯並びの治療に時間がかかる
私はマウスピースの矯正治療を始めてから、とても良かったなと思うことがあります。それが、「診療にかかる時間が非常に短い」ということです。
従来の矯正ですと、装置のチェックや装置の調整、装置の洗浄など、診療時間中にしなければならないことがたくさんありました。そのため、歯磨きの指導までは手が回らなかったのです。
マウスピース矯正の強みを活かして
しかし、マウスピースの矯正では、装置のチェックにかかる時間が非常に短くなりました。そのため、残りの時間を有効に使って、歯磨きの指導などができます。これは本当に素晴らしいことではないでしょうか。
お子さんの将来にとって、歯磨きは非常に大切な、意味のあることだと思っています。いつまでも素敵な笑顔でいられるように、これからも続けていきたいと思います。
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・このブログに使用した写真は、患者様、および患者様のお母様から許可をいただいて、掲載しております。