BLOGしょう先生のブログ

親が「ほめる」効果

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

今日は、私が診療で意識して親御さんにお伝えすることを綴りたいと思います。

親御さんからお子さんをほめてもらう

診療の最後に、私がよく言う言葉があります。

「今日はじゅんくんとても上手に歯の型取りができました、おうちでほめてあげてくださいね。」

「今日はさとこちゃん歯磨きがとっても上手にできていました。ほめてあげてくださいね。」

私は診療室でもお子さんが何かを上手にできたときはほめるように心がけています。ただ、私たち歯科医院のスタッフがほめるよりも、親御さんからほめていただくほうが、格段にお子さんは嬉しそうなのです。

嬉しいと、継続できる

私たち大人もそうだと思いますが、ほめられると頑張れますよね。

例えばダイエットをしようと思って腹筋をしているのに、

「えっ、なんで家で腹芸してるん。」

「そんな努力で痩せるなら、10年前にやっとけよ。」

そんな言葉を浴びせられたら、もう頑張れないですよね。

「すごいね!今日は腹筋10回できたね。」

「フォームばっちりだよ!」

「ちょっとお腹周り、すっきりしてきたんじゃない?」

もしかしたらお世辞かもしれないけれど、そんな言葉をかけてもらった方が、頑張れますよね。

複数のほめ言葉が、自信につながる

ダイエットを頑張って、ちょっと痩せた?って言われても、ちょっと素直じゃない方は、「またまたお世辞を~」となりますよね。

でも、

買い物に行ったスーパーで会った藤森さんに「ちょっと痩せた?」と言われ

帰り道で会った権田原さんに「ちょっと痩せた?」言われ

家に帰って夫に「ちょっと痩せた?」と言われたら…

これは痩せたに違いない!!と確信しますよね。

ですので、私たち人間は1回のほめ言葉ではなく、繰り返しのほめ言葉を、いろいろな場所で浴びせられると嬉しいし、励みになるのです。

歯科医院に来ていない親御さんから、ほめてほしい

上記の理由から、例えば当院にお子さんとお母さんが来られた場合

①私(歯科医師)がほめる

②お母さんがほめる

に加えて

③お父さんがほめる(おばあちゃんでもおじいちゃんでもOK)

を入れてほしいのです。

お父さんは歯科医院に来ていないですから、お母さまからお父様に、

「今日歯医者でじゅん君(息子)が先生にほめられたのよ、型取りが上手にできたって。あなたもじゅんのこと、ほめてあげて。」と伝えていただきたいのです。

そして、お父さんからじゅん君をほめる。これで、じゅんくんのテンションはマックスになります。

そうなると「次も歯医者さんがんばろう!」ってなるんです。

案外聞き流される親御さんも多い

私は診療の最後にこういった話をするのですが、いろいろな反応が返ってきます。

 

歯科医師「今日はじゅんくんとっても上手に歯の型取りができました、おうちでほめてあげてくださいね。」

お母さま「えっ。上手にできたんですか!じゅんくんすごいやーん。」

 

歯科医師「今日はじゅんくんとっても上手に歯の型取りができました、おうちでほめてあげてくださいね。」

お母さま「はーい。」

 

歯科医師「今日はじゅんくんとっても上手に歯の型取りができました、おうちでほめてあげてくださいね。」

お母さま「はい。あっ、ほら、じゅんーそれ勝手に触らないー!!靴はいて!もう。」

 

歯科医師「今日はじゅんくんとっても上手に歯の型取りができました、おうちでほめてあげてくださいね。」

お母さま「(無視)来月っていつごろ来たら良いですか?」

 

どの会話がじゅんくんにとってうれしいことかは…言わずもがなですね。4番目の選択肢とか、えっ!って思われるかもしれませんが、少なくないんですよ。ちょっぴり悲しいので、ティッシュで涙拭いてます。

 

お母さまとお話の途中で、「うちの子、全然話聞いてないんです」ってご相談を受けることがあります。でも、親(大人)でも、お話をちゃんと聞くってすごく難しい技術なんじゃないかなと思います。

私も含めて、大人がまずお子さんの話をちゃんと聞いているのかという観点から、見直す必要があるかもしれませんね。

ほめることはよくないこと?

今はいろいろな学説があり、ほめることはよくないことだとする論調もありますよね。

アドラーの心理学では、承認欲求を明確に否定されています。

私は心理学について造詣が深いわけではないので、多くは語れないのですが、もしかしたら読者の方の中にも、「ほめる」という行動に対して、否定的な方がいらっしゃるかもしれません。

私の解釈が間違っているかもしれませんが、「ほめることをいけないこと」とする理由の1つとして、「ほめられるために頑張る」という動機づけがされ、「ほめられないと頑張れない人間になってしまう」から、ほめることがだめだという論調だと思うんですね。

だとすれば、ほめるのではなく、「頑張ったことを知っているよ」と伝えるのは良いのではないでしょうか。

つまり

お父様が「じゅん!今日は型取り頑張ったのか!すごいな~お前はできる子だな~」と言ってしまうと、ほめられたことがモチベーションになってしまうかもしれません。

そうではなく、お父様が「じゅん!今日は型取り頑張ったのか!」だけにしてみてはいかがでしょうか。ここには事実しか含まれていません。そして、ほめてもいません。ですが、お子さんからすると、お父さんも知ってくれている、嬉しい!となるはずです。

ご家庭の教育方針上、「ほめる」ことに抵抗があるという場合は、このような「頑張った事実を知っていると伝える」だけでも良いのではないでしょうか。

お子さんの歯科治療に興味を持って

お仕事の環境上、どうしても歯科医院に連れてきていただくのはお母さまというご家庭が多いと思います。

でも、矯正治療にはお母さまだけでなく、お父様の協力も必要です。協力、というと、何か特別なことをしないといけないと思われがちですが、そうではなく、お父様には「お子さんの矯正に興味を持っていただく」こと。最低限これだけで良いかと思います。

お仕事後の家族団らんの時間で「今日の矯正どうだったー」という夫婦の会話があるだけで、お子さんの矯正の成果は大きく変わってくる可能性があります。

ぜひ、お父さんもお子さんの矯正に興味をもってくださいね。

 

 

 

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