BLOGしょう先生のブログ

第6回【衛生士の必須スキル】インプットとアウトプットの使い分け(前編)【衛生士向け講座】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

 

 

ブログ更新がゆっくりになった理由を考えてみた

最近、自分でブログの毎日更新が以前のようにできなくて、なんとなくおかしいなぁ…と思っていました。

自分のことなのにおかしいなぁとは、他人事のような言い方ですが、なぜか心が「書きたい気分じゃない」と訴えかけてくるんです。

パソコンを開いても、なんかため息が出て、すっとパソコンを閉じたりしてました。

 

私は普段から心の声を大切にしておりまして、例えば食事も「体に良いから◯◯を食べなければならない」ではなく、「今は◯◯を食べたい気持ち。きっとそれは、◯◯に含まれる栄養が足りていないと心が訴えかけているからだろう」という発想で生きております。

なので、書きたくない時に、無理に書くのは自分にも良くないし、読み手にもそれが伝わってしまうんじゃないかな?と思っています。

 

 

アウトプットが多すぎた?

自分でブログを書かなくなった理由を探っていると、1つの仮説ができました。

それは「最近アウトプットが多すぎる」ということです。

 

アウトプットとは、日本語で「出力」。入力(インプット)の反対語です。

自分の頭の中の情報を出す。「伝える」と表現すると分かりやすいかもしれません。

 

このアウトプット(伝えること)が、最近多すぎるんですよね。

 

基本的に歯科医師は患者様とお話するときに、歯に有益な情報をアウトプット(お伝え)します。

また、今は新しいスタッフに向けて、業務マニュアルを作り、仕事のやり方についてアウトプットしています。

 

ブログもアウトプット作業なので、アウトプットが多すぎて疲れてるんじゃないかな、と思いました。

 

 

緊急事態宣言中はコロナウイルスの影響で、インプットしかなかった

では、なぜ最近までブログを毎日更新できていたのかと考えてみました。

私が毎日ホームページでアウトプットしていた、つまりブログを更新していたときは、本当に誰とも会わず、会話もなく、テレビやYouTubeなどから情報が入ってくる(インプット)ばかりだったんです。

緊急事態宣言などで外出もできなくなり、誰とも会わない日も多くありました。

そうなると、脳が「アウトプットしたい!!」となり、勢いよくブログを書けていたのではないかと考えました。

 

 

インプットとアウトプットのバランス

このように考えると、インプットとアウトプット、つまり自分の頭の中に情報を入れる量と、自分の頭の中から人に伝える量のバランスというのは、とても大切なのではないかと思いました。

 

例えば、みなさんはものすごくよく喋るおばちゃんにうんざりしたこと、ないですか?

何かにつけて、自分のことばっかり喋るおばちゃん。

 

ちょっとこちらが自分の話をし始めると、

「そうよ、そうよね、私も最近同じようなことがあって

と、すぐにおばちゃんの話に切り替えて喋り出す人。

 

最初はニコニコ聞くことができますが、そのうち疲れてきちゃいませんか。

 

あれは、自分にとって「インプット過多」の状態です。

 

反対に何にも話さない堅物のおじさん。

こちらから何かを話しても、「ああ」「うん」「そうか」みたいな返事だけ。

えっ、もう話すことないけど!!

でも仕事で来てるし、帰れない…何話そう…みたいな大ピンチ。

 

これは、自分にとって「アウトプット過多」な状態と言えます。

どうでしょう。インプットとアウトプットについて、イメージを持っていただけましたでしょうか。

 

 

新卒歯科衛生士はインプットが大切

歯科衛生士の場合、卒業するまでと、卒業して最初の1年ぐらいは「インプット」が非常に重要になります。

 

「知識をつける」「スキルを習得する」「職場のルールを学ぶ」など、覚えることがたくさんあるわけです。

まずは吸収することが最優先になるんですね。

 

この期間は、アウトプットが好きな人にとっては少々苦痛な期間となります。

若葉マークの間(卒後1年、またその医院で若手とされている期間)は、過度に自分を表現したり、自分の意思表示をしすぎることは、あまりお勧めできません。

 

もちろん、分からないことを質問するのは良いと思います。

でもまずは、勤め先のやり方を学ぶ、インプットを最優先にすべきです。

 

 

衛生士の専門業務をやらせてもらえないから転職する?

若手衛生士によくある悩みがあります。

それが

「スケーリング(歯石取り)をやらせてもらえない」

「アシスト(診療補助)ばっかりで衛生士としてやりがいがない」

などの不満です。

 

そのまま転職してしまうことも少なくありません。

 

これは典型的な、アウトプット型思考ですね。

「自分のやりたかったことはここにはない!!」

「もっと私ははばたきたい!!」というアウトプット表現です。

 

もしこの状態に陥ってしまったら、まず、私はインプット不足ではないか?アウトプットばかりしようとしていないか?と考えるようにしましょう。

 

卒後1年目で、診療補助やその他事務的な作業を教えてもらうのは、普通のことです。

新入社員はいろいろとインプットしなければならない時期なのです。

それを見誤って、早く自分を表現したいとアウトプットしようとすると、苦痛を感じます。

 

こんなスマホ、ほしいですか

ちょっと違う物で考えてみましょう。

例えば、皆さんの前に最先端のスマホがあるとします。

このスマホは最先端のスマホで、脳内で調べたいと思ったことはすぐに教えてくれます。

他の携帯にはない斬新なデザインで、未来を感じさせる魅力的なものです。

だけど、電話は雑音だらけで、どんなアプリを使っても、相手の声はノイズだらけで聞こえません。

 

そんなスマホ、あなたは使いますか?

「いやいや、携帯電話が電話できひんって、どういうこと?」ってなると思います。

携帯電話なんだから、まずは電話の基礎である通話をちゃんとしてよって思いますよね。

 

 

まずは基礎をしっかりとインプットしよう

若手衛生士の苦悩って、この例えにある最先端のスマホと同じなんです。

最先端の知識を学びたい!早く実践的なことをしたい!と思う気持ちは分かります。

 

でも、まずは医院の基礎となるところをできるようになってからの話なんです。

きっと院長先生は、段階的に成長させるために、診療補助などをさせているはずです。

 

まずは誰もができることをできるようになって、それから衛生士としての業務をマスターしていく。

それは1つの正しい教育順序だと思います。

 

もちろん、衛生士しかできない専門的なお仕事と、事務的なお仕事を併行して教えていく医院もあると思いますが、最終的なゴールは同じのはず。

 

むしろ、院長先生はあなたに、「衛生士としての業務と、事務的なお仕事、診療補助をいっぺんに教えたら、インプットすることが多すぎてあなたがパンクしちゃうから、まずは診療補助だけをして、しんどくならないようにしよう」と考えてくださっているのかもしれません。

 

若葉マークのうちは、まずはその医院での業務をインプットする時期だと心得て、早く習得していきましょう。

 

そして、もし、もっと早く歯石取りなど衛生士の業務をしたいと思うのであれば、診療補助を完璧にこなすこと。完璧というのは、院長先生が「△△を出してください」という前に、求めている器具を出すぐらいのレベルに到達するということです。

そうなると、院長先生も、「あれ?〇〇さんは当院の診療の流れをすごくよく理解しているな。このレベルに到達しているなら、歯石取りなどを任せても良いかもしれない。」と考えるかもしれません。

 

「〇〇をさせてもらえない」と不満を持つスタッフの多くが、今与えられている仕事を100点、あるいは120点できているかという点には意識を向けられていません。

 

逆の立場で考えてみてください。

例えば、あなたはご夫婦で、いつもお家でお料理をしているとします。

お料理を作るのはいつも私。

 

レトルトカレーを温めることすらできない夫。

ある日突然、こんなことを言われました。

「カレーをスパイスから作りたいから、この前テレビでやってた15種類スパイス買っていい?」

 

あなたはどう答えますでしょうか。

 

「いや、まずはレトルトカレーとか自分でできるようになってから言ってくれる?この前私が熱出してさ、引き出しに入ってるカレー温めて食べといてって言ってもやり方分からへんとか言って何にもできないし、そもそもスパイスっていくらするか分かってるの?賞味期限だって●×△◇…」といろんな感情が爆発しませんでしょうか?

与えられたものを完璧にできないのに、新しいことをさせてほしいと訴えても、それは却下されますよね。

まずは与えられたものを完璧にできるようになってから、新しいことを始めてほしいと思う気持ち、少しは分かりましたでしょうか。

 

 

いかがでしたでしょうか。

長くなってきたので、今日はここまでです。

明日は、中堅~ベテラン衛生士に求められる、アウトプットの力について、お伝えしていきたいと思います。

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