BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は、歯の生え変わりについてお話したいと思います。
お子さんの歯がちょうど抜け始めている頃のお母さん、お父さんにお勧めの記事です。
抜ける順番って決まってるの?
歯が生え変わり始めると、笑ったときにすぐ目に付くので、いろいろと気になることが出てきます。
「他の家の子と、抜けている順番が違う気がする…」とか、「前から順番に抜けないんだけど…」などといったご質問をしばしば受けます。
他のお子さんと違うって、不安になりますよね。
でも、心配はいりません。
みんな個人差がありますので、順番が違っても気にしなくて大丈夫です。
一応教科書的な順番表はあるのですが、その通りになっていない人も多く、あまり参考にならないので、私は厳密には覚えていません。
イメージとして、ざっくりと覚えています。
…いや、ちゃんと覚えとけよって声が聞こえてきそうですが。
記憶力がないんです。
もちろん、国家試験の時は覚えていましたよ!!
抜けるのが遅い気がする
次に多い質問が、乳歯がなかなか抜けない、という質問です。
これも、歯の抜けるおおよその年齢というのが決まっています。
でも、その誤差の範囲は大きく、なかなか抜けない人もいるので、私たち歯科医療従事者はあまり心配していません。
そのお子さんのペースがあるので、どっしりと構えていて良いと思います。
乳歯が抜けたのになかなか大人の歯が生えてこない
歯抜けの状態が続いていると、心配になる人も多いです。
「結構前に歯が抜けたんですけど、なかなか生えてこないんです。」
という質問、特に女の子のお父さんから質問が多い気がします。
お父さんは娘さんがかわいくて仕方ないんだなあ…とほほえましく思っています。
こちらも心配いらないことがほとんどです。
そのうち生えてきます。
定期検診でレントゲンを撮ってもらおう
ここまでお読みいただいた通り、原則として、歯の生え変わりは個人差が大きく、それほど心配することはほとんどないです。
ただ、そうはいっても、例外だってあります。
私たちは、歯の生え変わりの年齢になったお子さんには、レントゲンの撮影をおすすめしています。
「パノラマ」という種類のレントゲンです。それぞれの歯、全体の画像を撮影することができます。
骨の中に待機している大人の歯も写ります。
それを例えば1年に1回ぐらい、定期的に撮影することで、大人の歯がどのぐらい移動しているかなどを知ることができます。
このパノラマ撮影は、撮影中10秒ぐらいじっとしていないといけないので、幼稚園ぐらいのお子さんでは難しいことがあります。
でも、小学生ならばほとんどのお子さんが大丈夫です。
当院では子どもたちがレントゲン撮影を怖がらないように、レントゲン室を宇宙ステーション仕様にしています。
【関連記事】第9回【子どもたちにワクワクを】宇宙ステーション、はじめました。【院内ツアー】
ご家庭でできるチェック方法
パノラマ撮影が最も良いですが、家では撮影ができませんよね。
そこで、ご家庭でできるちょっとしたチェック方法があります。
それは
「左右の同じ部位の歯が対象に生えているかどうか」をチェックすることです。
例えば、「右上の前歯」と「左上の前歯」がほぼ同じ時期に生えているかをチェックするんです。
右上の前歯が半年以上前に生えたのに、左上の前歯が半年以上生えてこない、という場合は、歯科医師や歯科衛生士に相談してみると良いかもしれません。
もちろん、半年ぐらいであれば誤差の範囲内、となる可能性もあるのですが、少なくとも先生はちゃんと見てくれるはずです。
参考にしてくださいね。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!