BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は、後戻りした後の再矯正について、綴りたいと思います。
もう1度矯正できる?
矯正をした後に、歯が後戻りしてしまう理由について、昨日、一昨日とお話をしてきました。
【関連記事】第111回【せっかくの矯正が台無し?】後戻りって何ですか【矯正コラム】
【関連記事】第112回【装置だけじゃない】後戻りの原因は日常習慣にあり【矯正コラム】
とはいえ、もうこの記事を読んでおられる段階で、後戻りしてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、もう一度矯正治療を受けられるのでしょうか?
大丈夫です。
再治療を受けることは、原則できます。
簡単ではありません
ただ、簡単ではありません。
後戻りというのは、ガタガタの状態が最初よりましになっているため、ちょこっと触れば治るでしょ?ぐらいに思われがちなのですが、そうではありません。
基本的には「最初の矯正よりも難しい」ぐらいにお考えいただいた方が良いかと思います。
ガタガタの量が少ないのに、簡単じゃないのは、なぜでしょうか?
制約が多い
それは、再治療には制約が多いからです。
歯は矯正の力をかけると動かすことができますが、何度も動かすことは歯の健康にとって良くありません。
また、過去の矯正で歯を抜いている場合、後戻りの矯正でさらに歯を抜くことはできないことが多いです。
歯が少なくなりすぎてしまうと、良くないですからね。
そういった制約から、再治療は難しくなりがちです。
後戻りした原因って何だろう
また、「1度後戻りした」ということは、何か原因があると考えられます。
その根本的な原因を取り除かなければ、再度後戻りするかもしれません。
つまり、ちょこっと表面的に並べなおしたとしても、またガタガタが再発するかもしれないのです。
後戻りした原因を考えて、前回の治療にさらに工夫を加えて並べなければならないため、最初の矯正よりも考えることが大切になります。
1つを治すために、複数を触る必要がある
ちょっと治せば完成なんだけど、そこだけを治すわけにはいかない、という再矯正の特徴は、ルービックキューブに似ています。
あと1つで完成!となっても、またぐるぐるぐるぐる回して完成させないといけませんよね。
一見遠回りしているような動きをして、完成に向かっていきます。
これと同じで、前歯をちょっとだけ治したい…
と思っても、そのために奥歯を触ったり、全体を整える必要があります。
このあたりが、患者様と私たち歯科医療従事者の間でずれが生じ、なかなか理解を得られなかったりします。
難しい「後戻り後の再矯正」をしないために
「ちょっと前歯だけ」
「ちょっと右側だけ」
そうお考えの患者様は多いのですが、実は、複雑な問題が絡み合い、後戻りが生じている可能性があります。
根本的に解決することはとても難しいですし、費用も期間もかかります。
再矯正をしなくて良いように、きちんと後戻り防止装置(リテーナー)をつけるようにしましょう!!
今日もお読みくださり、ありがとうございました!
関連記事です。
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