BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日は、矯正コラムではなく、人生の気づきコラムです。
全く歯科には関係のないコラムなのですが、こっそりと愛読してくださっているお母さまもいるようで、「実は人生の気づきが好きやねん」と言われるたびに、嬉しくなっております。
それでは今日も、お楽しみください。
目次
ある日、スタッフとのエピソード
「先生!私、いつかこの割引チケット使おうと思って、いつもお財布に入れてるんです」
スタッフがとっても嬉しそうに私に話してくれました。
チケットとは、マッサージの割引チケットのことです。
当院では、スタッフへの福利厚生として、マッサージの割引チケットを配布しています。
歯科医師、歯科衛生士は、腰痛に悩む者が多く、私もその内の1人です。
定期的に体のメインテナンスをしておかないと、歳とともに悪化してしまいますので、少しでもその支援ができればと思い、この制度を導入しています。
スタッフはこのチケットをとても喜んでくれて、ずっと財布に入れていると私に報告してくれました。
とっても嬉しかったのですが…
私は一抹の違和感も覚えました。
財布に入れても、マッサージには辿り着けない
マッサージのチケットを使いたいのなら、まず、予約をしなければなりません。
お財布に入れていても、マッサージには行けないんですよね。
合格祈願のお守りをカバンに入れても、勉強しなければ合格しないのと同じです。
マッサージを受けるために必要なのは
1)スケジュール管理(調整)
2)予約
この2ステップだけなんです。
「いけたら行く」は「行かない」と同じ
ところで、関西では、「いけたら行くわー」という方言?方便?があります。
(関東でも使うのでしょうか?)
この言葉は「予定が分からないけれど、もし何も予定がなかったら行くね」という場合にも使えますし、「なんとなく『行かない』とお断りするには忍びない」という場合に、お茶を濁すような効果もあります。
どのような意図で使ったとしても、総じて言えることは
A)心から行きたいことには使わない
B)基本的に行く可能性は限りなく低い
言葉なんです。
本当に行きたければ、スケジュールを調整しますよね。
そして行けるなら必ず行きますし、無理なら断念します。
本当に行きたい場合は、結論がはっきりしているわけです。
行けたらいくって、すごく便利な言葉ですが、実質「行きたくない」という深層心理の表れではないかと、私は思います。
時間ができたら行くんだよ!
「いやいや、ちょっとそれ間違ってるよ!きっとスタッフさんは、今は時間がないから財布に入れているだけで、時間ができたらマッサージに行こうと思ってるんだよ!」
そんな声が聞こえてきそうです。
確かに、それはそうかもしれません。
ただ、そう考えられるならば、もう1つ質問します。
「もし今、時間ができたらしようと思っていることは、何ですか?」
もし時間ができたら…
・いつもできていない換気扇の掃除をしたい
・お洋服の断捨離もしなきゃ
・そういえば買いに行きたい物があったわ
・先に子どもたちの破れたズボン直さなきゃ
・ずっと手付かずのお料理のお勉強もしたいわね…
いろんなやりたいことがたくさん、チリのように積もっていませんか?
その状況で、いつ時間ができるのでしょうか?
いつするのか決まっていない「やりたいこと」が叶うことはない
いかがでしたか。
皆さんは、やりたいこと、ありますか。
やりたいこと、行きたい場所、食べたい物、会いたい人。
大きなことから小さなことまで「いろいろなやりたいこと」があると思います。
それを叶えるには、とても簡単なルールがあります。
「いつやるか、決めること」です。
塾講師の林修先生は「いつやるの?今でしょ!」で一世を風靡しましたよね。
林先生が「今やりなさい」と言っているのは、「食べたい物があるなら、今すぐ食べなさい」ではないと思います。
「食べたい物があるなら、今すぐ食べられるようにスケジュールを管理して、食べに行けるように計画を立てなさい」ということなのではないかな?と私は思っています。
実行するのが今すぐでなくても、計画を立てる。
これが、やりたいことを叶える、簡単で大切なポイントなのではないかな、と思います。
それでも、スケジュールが調整できなかった
もし、いざスケジュールを調整しようと思って行動しても、行ける日が見つからなかったら。
それは「そこまで行きたいものではなかった」可能性もあるんじゃないかな、と思います。
スケジュールを一生懸命調整してまで実行したいと思えるほどの、魅力あることではなかった、ということです。
もしそうなのであれば、潔く「やりたいこと」のリストから切り捨ててしまうのも、良いのではないかなと思います。
本当に自分がやりたいことを見失わないように、小さな「やりたいこともどき」は断捨離をしていく。
それにより、心のゆとりも出てくるのではないかと思います。
今日もお読みくださり、ありがとうこざいました!
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