BLOGしょう先生のブログ

第239回【矯正コラム】矯正治療中のお子さんに響く、魔法の言葉

こんにちは!今日もお越しくださり、ありがとうございます。

今日は、矯正治療中のお子さんが装置をちゃんと使ってくれない!とお悩みの親御さんにお勧めのフレーズを3つご紹介したいと思います。

 

 

「お嫁さんになった時に、きれいな歯になるよ!」

このフレーズは主に女の子によく伝わる、鉄板フレーズです。

これは「大人になった時に」ではだめです。

小さいお子さんは、自分が「大人になる」というイメージがうまくできません。

 

私たちが「いつか死ぬよ」と言われても、心のどこかでピンと来ておらず、不摂生を続けるのと同じです。

 

でも、お子さんたちにとって「お嫁さんになる」というのは具体的な1つの大人の形。

ディズニープリンセスのようにドレスを着て、キラキラした大人の自分が想像できるようです。

 

そんなキラキラした時に、歯がガタガタなのはイヤだから、装置頑張る!と思えるみたいですね。

 

 

「お父さんみたいな、きったない歯になるよ」

これは、さすがに私たちからは言えないのですが…

お母さんがよくお子さんにこう言っているのを聞きます。

すると「それは絶対いや!!」と返ってくるんですよね。

 

なんだか複雑な気持ちではありますが、やはりこれも先ほどの「お嫁さん」と同じで、未来の自分として想像できるのでしょう。

 

できれば、お父さんも、矯正しましょうね。

 

 

「今日は装置、一日つけられたね!」

前の2つと異なり、シンプルな言葉ですが、これも結構大切なことです。

なぜなら「今日の自分を認めてもらえる」ことが、お子さんの励みになるからです。

装置ができていないお子さんのご家族とお話をしていると、お母さんはちょっとノイローゼ気味になって、お子さんがいかにできていないか、そればかりを気にしていることがあります。

 

確かにしっかりと使っているか、毎日確認していただきたいので

すが、できている日にそれを認識しているよと伝えることも重要です。

別に「すごいね!」と褒める必要はありません。

今日は装置を一日つけられたというその事実だけを伝えるので大丈夫です。

 

ほめることをしすぎると、今度は「褒められるために行動する」ようになるため、望ましくありません。

正しくできた日に、装置をできたねと認めてあげてください。

 

 

声かけ1つで大きく変わる

いかがでしたか。

お子さんの矯正治療を見ていると、私たち歯科医師の声かけ1つ、親御さんの声かけ1つでお子さんのモチベーションが大きく変わっているように感じます。

ぜひ、丁寧な言葉選びをしてください。

お子さんによって合う言葉、合わない言葉があるので、何が正解かは分かりませんが、いろいろな言葉を選択して使ってみることで、新しい発見があると思います。

大変ですが、素敵な笑顔を目指して頑張りましょうね!

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!!

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