BLOGしょう先生のブログ

信頼をなくす言葉

関西には「行けたら行くわ」という言い回しがあります。

これは一般的に、ほぼ「行かない」と同義語だと言われています。

私は、この言葉をよく使う人ってどんな人なんだろうか

どんな気持ちで使っているんだろうかと

考えたことがあります。

 

考えた結果、大きく2つに分かれることに気づきました。

 

1つは単純に「断りにくい」と思っている場合。

友人からのお誘いで

なんとなく断り辛いときに使う場合が多いように思います。

「行かない」と伝えてしまうよりも

やんわりと断ることができます。

 

もう1つは「お誘いの内容にさほど魅力を感じていない」場合。

「他に楽しいことがあったらそっちに行くと思うから

日が近づいてきたら行くかどうか決めるね」

という意味です。

私はこの言葉が関西人なのにあまり好きではありません。

そしておそらく、私のように関西人でも

「行けたら行くわ」が好きじゃない人って

一定数いるのではないかと思っています。

特にいつも「行けたら行くわ」っていう人が

苦手な方は多いのではないでしょうか。

 

この言葉の問題点は2つあります。

1つ目は「企画側が大変」ということ。

 

誰かをお誘いして「行けたら行くわ」と言われたら

言われた側は「おそらく来ないだろう」と思っています。

でも、もしかしたら来るかもしれない。

わずかな可能性が残っているんです。

 

何かを企画する側としては

来るのか来ないかで人数が変わるので

不確定要素が増えます。

企画する側にとっては結構めんどくさいんですよね。

 

そして、2つ目は

「言った側の人は信頼がなくなる」という点です。

「行けたら行くわ」って頻繁に使われると

企画者としては、その人は誘いたくなくなります。

 

今はSNSも全盛期。

誘ったイベントには来なかった人が

別のイベントに参加していたことを知るってこともありますよね。

 

違うイベントに行ったことが悪いって話ではなくて

「そっちに行くなら、最初から行けないって言ってくれたら良かったのでは?」

と思うんですよね。

 

企画している側からしたら

どうしてそんな宙ぶらりんな返事をしたんだろうって

思ってしまいます。

 

もちろん、私からの誘いを断りにくかったのかな、とも思います。

でも、断りにくかったのだとしたら、なおさらもう誘いません。

次も誘ったら断りにくいかなって思ってしまうからです。

 

結局「行けたら行く」と答えてしまったら

行っても行かなくても

企画者側からするとちょっと嫌なんです。

そして、次は誘われなくなる。

本人は気づかないうちに、信頼もなくしている。

 

こう考えると、あまり良い言葉ではないですね。

 

みなさんは「行けたら行く」って使いますか?

たまに使うことはあると思いますが

もし頻発されているようでしたら

企画者からの信頼を失っているかもしれません。

気をつけてくださいね!

 

今日もおよみくださり、ありがとうございました!

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