BLOGしょう先生のブログ
最近、診療のスタイルで変えたことがあります。
それは「カルテをできるだけ診察直後に書く」
ということです。
歯科医療に従事されていない方は
「当たり前のことじゃないか?何を言っているんだ?」
と思われるかもしれません。
でもこれ、大きな変化なんです。
私はもともと、カルテをその日の診療が終わって
1日の最後に書くようにしていました。
来られている患者様をお待たせしないように。
少しでも早く治療を受けていただけるように。
その気持ちが強かったので
途中でカルテを書くことはほとんどありませんでした。
ただ、1日が終わってからだと
内容が詳細に思い出せないこともあったのです。
矯正歯科のカルテにはさまざまな内容が記載されています。
処置内容はもちろんですが
患者様が話された内容…
例えば
矯正治療に関して質問を受けたこと
一般歯科で虫歯治療を受けたときに言われたこと
最近の身長
生活の変化(習い事など)
患者様が不安に感じていること
など、さまざまな内容を記載しています。
矯正歯科は原則として月に1回の通院です。
1か月前に患者様がお話されたことを
記憶しておくのは難しいので
メモをしておくのです。
ただ、それを全部の診療が終わった後に書こうとすると
どうしても思い出せないことが増えてきました。
そこで、診療が終わるたびに
優先してカルテを書くようにしました。
ちゃんと時間通りに来られている患者様をお待たせするのは
少し心苦しいのですが
良い治療をすることも大切なこと。
また、患者様との信頼関係を崩さないことも大切なこと。
先月話したことを先生が覚えていなかったら
患者様も不安になってしまいますよね。
さまざまな優先順位を考えて
スタイルを変えてみました。
これが少しでも良い治療につながれば良いなと
思っています。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!