BLOGしょう先生のブログ

第11回【初めての方へ】お電話での予約・電話相談は受けつけておりません【院内ツアー】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

 

今日は、開業した日に書いた文章を改めて推敲し、投稿します。

初めてこのブログを見てくださった方や、矯正相談をしようかお悩みの方に参考になれば嬉しいです。

(初稿2020年1月15日 最終更新2021年2月12日)

 

 

お電話をしようかな?と迷っておられる方へ

こちらのページに来てくださった方は、「どこの矯正歯科へ行こうかな?」と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

 

そして、

「とりあえず電話で料金だけ聞いてみようかな?」

「うちの子は矯正できるか聞いてみようかな?」と思っていらっしゃいませんでしょうか。

 

でも、医院にお電話をして、いろいろと聞くのは、ちょっとだけ待ってください。

まずはこのページを読んでみてくださいね。

 

 

歯科医院の受付って、大変!

みなさんは、歯医者の受付にどんな印象をお持ちですか?

長時間待たされる?態度が悪い?

やる気がない?美人が多い?

いろんなご意見があるかと思いますが、多くの受付スタッフが、笑顔で皆さんをお迎えできるように、頑張っています。

 

そんな歯科医院の受付の裏側って、ご存じでしょうか?

歯科医院の受付って、実は結構大変なんです。

 

何が大変か?

それは、「電話対応」が大変なんです。

 

 

受付スタッフは電話の対応と目の前の方の対応を同時に行うプロフェッショナル

基本的に対面でのやり取りでは、1:1の関係ですから、いろんな対人関係のお仕事と同じだと思います。

しかし、電話がかかってくると、状況は一変します。

 

歯科医院では、「電話に優先的に出るように」と教育されている医院が多くあります。

目の前に患者様がいらっしゃったとしても、優先して電話に出なさいと言われている医院もあるぐらいです。

 

なぜでしょうか?

 

それは、歯の痛みなどを抱えて困っておられる方がお電話をされている可能性があるからなんです。

 

一般的な歯科医院では、コールセンターのような電話対応専門のスタッフは常駐しておりません。

そのため、目の前にいる患者様のことを気にしつつ、お電話に出なければなりません。

 

これが、ものすごく大変なんです。

 

あくまで私のイメージですが、基本的にどの接客業でも、対面で接客中の場合は、お電話を優先するような風潮はないように思うのですが…いかがでしょうか。

 

 

受付はクレームをうけることもたくさん

一般的に、電話では相手の表情が見えないことから、対面での対応以上に気を遣います。

しかし、そんな時に待合室にたくさんの人がお待ちだったら、受付スタッフは気が気でなりません。

 

私はあまりマルチタスク(複数のことを同時にすること)が上手じゃないのですが、例えマルチタスクが上手な人であっても、電話と対面、両方の対応をするのは至難の業です。

 

目の前の患者様がお会計をお急ぎだったので、焦って電話を切ると、後日「電話対応が冷たい」と言われます。

それを反省し、丁寧に電話をしていると「いつまで待たせるの?」と待合の患者様に言われます。

 

そういったストレスで、受付を辞めていく人も少なくありません。

なんとか気丈にふるまっていても、仕事が終わって、受付の後ろで泣いているスタッフもいたりします。

 

湖の白鳥のように、見た目には優雅でも、水面下は戦場になっていることもしばしばなのです。

 

 

お電話で全てを済まそうとされる方も

そんな静かな戦場にかかってくるお電話の中には、さまざまなものがあります。

 

純粋に予約を取りたいというお電話や、歯が痛くて困っているというお電話もあります。

それ以外に、歯科医師でなければ答えられない質問を受付に聞かれる方もいらっしゃいます。

 

例えば、お電話でこんな会話があります。

「うちの子、10歳で前歯がガタガタなんですけど、矯正ってしたほうが良いですか?」

「そうですね、一度先生に見ていただかないと…」

「矯正の装置って痛いんですよね?」

「どんな装置かにもよると思いますし、一度先生に見ていただかないと…」

「だいたいいくらぐらいかかるんですか?」

「お口の状態にもよりますし、先生に見ていただかないと…」

「他の歯医者さんでは歯を抜かないといけないって言われたんですけど、やっぱり歯って抜くんですか?」

 

…とまぁこんな具合に、次々お電話でご質問される方もいらっしゃいます。

 

おそらく、そんなお電話をしない方が大半だと思うので、びっくりされたのではないかと思います。

 

 

歯医者に何度かけてもつながらない理由

歯が痛くて困っているのに、歯医者に何度かけても電話がつながらない時ってありませんか?

そんな時は、このような会話が繰り広げられていることが多いんです。

 

そして、ようやくお話が終わって受話器を置いた瞬間、次のお電話が鳴り…

「電話、全然つながらないんですけど!」

とか言われちゃうんですよね…

受付スタッフとしては謝るしかないのですが、心の底では、「受付の私に言われても…」と思っているのではないでしょうか。

 

仕事終わりにホッとして泣いてしまう若手の子を慰めるのが、以前の職場での私の仕事でした。

 

 

ネット予約システムで電話を減らす

受付スタッフの辛そうな姿をいろいろと目の当たりにしてきたので、当院では、ネット予約システムを導入しました。

お電話での予約は受け付けず、完全にインターネットでの予約制にしています。

 

予約のお電話がないので、当院のスタッフは目の前の患者様に集中することができているのではないかと思っています。

患者様がどのように感じられているかは分かりませんが、少しでも気持ち良く治療を受けていただけているなら、嬉しいです。

 

 

まとめ:お電話でいろいろと聞こうか悩んでいる方へ

いかがでしたでしょうか。

お電話でお話を聞くのは、実際に矯正相談へ行くよりもハードルが低いですよね。

気分も楽だし、わざわざ時間を割く手間もかかりません。

 

ただ、そこで、もう少し未来…あなたがその歯科医院で矯正治療を開始した後の想像をしていただきたいんです。

 

もしあなたがそのお電話をした歯科医院で矯正を始めたら、どうなるでしょうか?

 

そうです。あなたの治療中に、誰かから電話がかかってくるかもしれない、ということです。

あなたが矯正相談をしている間に電話がかかってきて、先生やスタッフさんが集中してあなたのお話を聞いてくれないかもしれない、ということです。

 

そう考えると、「ちょっと電話でいろいろ聞くのはやめておこうかな」と思えませんか?

医院のためでもありますし、医院に通っている患者様のためにも、お電話での質問はお控えいただけますと幸いです。

 

もちろん、ネット予約のない、お電話予約をメインにしている医院は今もたくさんあります。

そういった医院にお電話で予約を取るのは全然大丈夫です。

電話で必要以上にいろいろと聞かず、直接受診した時に先生に質問してみてくださいね。

 

 

そうはいってもやっぱり医院に行くのはハードルが高い…という方へ

ここまで、ぜひ直接歯科医院に行ってほしい!と書いてきましたが、

「そう言われても、やっぱりなかなか歯医者に行くのって勇気がいるわ…」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

 

そういった方に、少しでもお役に立てれば…と思い、今度clubhouseというSNSを使って、歯のお悩み相談室を開催してみたいなと思っています。

私もまだclubhouseについて始めたばかりで、どういったものか手探り状態ですが、もしご興味ある方がいらっしゃいましたら、フォローをお願いいたします。

Sho Mikawa で検索してみてくださいね。

こんな感じで登録しております。

それでは、今日もお読みくださり、ありがとうございました!

 

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