BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は、お子さんの矯正をいつ始めるべきか、親御さんが見分けるコツについて綴りたいと思います。
目次
ポイント1:乳歯が生えそろったら、かみ合わせをチェック!
まず最初の矯正チェックポイントは、乳歯が生えそろったときです。この時に前歯のかみ合わせが反対になっていたら、矯正相談に行くのが良いでしょう。
「かみ合わせが反対」とは、上の前歯よりも下の前歯が前に出てしまっている状態を言います。いわゆる「しゃくれ」ている状態になっている場合は、早期治療が功を奏する場合があります。
この時点ですぐ矯正治療が開始することは稀ですが、いったん相談しておくと、歯並びの将来の展望も分かり、親御さんの気持ちが楽になるのでおすすめです。
ポイント2:乳歯の前歯がぐらぐらしてきたら、乳歯の歯並びをチェック!
乳歯の一番前の歯がぐらぐらしてきたら、そろそろ歯の生え変わり時期に突入するよという合図です。
その時に、一度歯ならびを見てあげてください。その時に乳歯が隙間なくピッチリと並んでいたら、矯正が必要となる可能性が極めて高いと言えます。
本来、乳歯の歯ならびは少し隙間が空いているのが正常とされています。隙間がないとキレイに並んでいるように感じますが、それは大人の歯が生えるスペースがないことを意味します。
この段階では、矯正相談に行かなくても良いですが、次のポイント3の時期を見逃さないようにしましょう。
ポイント3:前歯が大人の歯に生え変わってきたら、歯が入るスペースがあるかチェック!!
次のチェックポイントは、前歯が生え変わり始めたときです。1番前の歯が抜けたときに、その隣の歯がきれいに生えてきそうかをチェックしましょう。
目安としては、1番前の大人の歯と、2番目の大人の歯は大きさがほぼ同じ(2番目の方がひと回り小さいぐらい)ですので、1番前の大人の歯が、隣にも並びそうか確認してください。
矯正歯科医の立場からしますと、この段階で来ていただくのが最も効果的で、最も簡単になるように感じます。
もちろんいろいろな例外があるので、一概には言えないのですが、このポイント3以降は、遅くなればなるほど矯正治療の難易度があがります。
難易度が上がる=治療期間が長くなる・お子さんの負担が多くなるということです。
矯正をする、しないはひとまずおいといて、一度相談を!!
ポイント3の段階で来ていただくのが一番良いのですが、この時期は親御さんにとっても葛藤の時期となります。なぜなら、まだ永久歯が生えてきていないので、もしかしたら成長で治るのではないか?と考えやすいからです。
もし、勝手に直ったら矯正しなくて良いし…と悩んでしまうお気持ち、よく分かります。ただ、基本的に放っておいて治る可能性は低いです(ここで絶対に治らない!と言えないところが、人体の不思議ですよね。急な成長で治ることも否定はできません)。
そういったときは、ひとまず相談にお越しいただきたいと思います。どのようになったら矯正をしなければならないか、また、どこまでなら様子を見ても大丈夫なのか…など、よりそれぞれのお子さんに合ったアドバイスはできると思います。
相談しても、じっくり考える時間はあります
矯正相談に行くと、絶対に矯正を始めないといけないとか、あるいは、矯正相談に行ったらその場で矯正をするかしないかを判断しないといけない、と思われている親御さんが多いのですが、そんなことはありません。
一度ご相談にいかれて、プロの意見を聞いてから、どうするか判断する方が良いかと思います。
私たちが一番悲しい気持ちになるのが
「どうしてこの状態までひっぱったの…」と思う時です。
もっともっと早く来てくれていたら、もっと楽に治療ができたのに、と思うんですよね。治療を先延ばしにすればするほど、お子さんも習い事や塾で忙しくなる年齢にかかっていくので、大変になるんです。
なので、ぜひ早め早めのご相談をお願いしたいです。
私は早すぎるときは「もうちょっと待ちましょう」と言うようにしていますので、ぜひ気楽な気持ちで、早めに相談してくださいね!
今日もお読みくださり、ありがとうございました。
オンライン相談受付中
当院では期間限定で、歯の悩みのオンライン相談を実施しております。
矯正相談も無料で実施しておりますので、どうぞお気軽にご利用ください。
コロナウイルスという見えない不安でストレスが溜まっていることと思います。皆様の不安を少しでも減らすことができれば幸いです。
それでは、今日も一日楽しく過ごしましょう!!