BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は、乳歯が抜けた後のお話を、少し綴りたいと思います。
※今日のブログの中には、歯のレントゲン写真が2枚載っています。苦手な方はお気をつけください。
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誰もが大人の歯が生えてくると信じているけれど…
矯正相談に来られる方も、そうでない方も、乳歯が抜けたら大人の歯が生えてくると思っている方がほとんどです。
でも実は、大人の歯の本数が足りない方って多いんです。
ずばり「矯正歯科に矯正相談に来られた方のうち、10人に1人は永久歯の本数が足りていない」というデータもあるんです。
詳しい記事はこちら
【関連記事】第64回【年々減少?】大人の歯の本数が少なくなっている【矯正コラム】
歯の先天欠如
生まれつき歯がないことを「歯の先天欠如」と言います。
センテンケツジョ と読みます。
乳歯の先天欠如もありますし、大人の歯の先天欠如もあります。
そして、乳歯が全て揃っていたとしても、大人の歯は先天欠如している、ということもあるんです。
乳歯が抜けたのに、なかなか永久歯が生えてこないとか、そもそも乳歯がなかなか抜けないとか…
そういう時は、大人の歯の先天欠如を疑うこともあります。
親知らずがない人は多い
今の親御さんの世代では、「親知らずが生えてこなかった」という人や、「歯医者で親知らずはないと言われた」という人は多いのではないかと思います。
親知らずと同じように、前歯や横の歯(小臼歯)もない人が増えています。
特に、前から2本目の歯や5本目の歯がない人が増えています。
原因は不明
なぜ、歯の本数が減っているのかは不明です。
人間の進化だという人もいますが、明確に証明されているものではなく、明らかではありません。
ただ、今のところ、何か良くない食べ物を与えたから歯がなくなったとか、子育ての仕方に何が問題があったから歯がなくなったとか、そういったことではないとされています。
お子さんの歯の本数が足りなかったとしても、親御さんがご自身を責める必要はありません。
レントゲンを撮影すれば、調べることができる
お子さんの歯が全て揃っているかどうかは、レントゲンを撮影すると調べることができます。
「パノラマ」と呼ばれる、お口の中の全ての歯を撮影することができるレントゲンがあり、それを撮影するとまだ生えていない歯も存在を確認することができます。
例えばこの2枚の写真
↑の写真は、画面真ん中に大人の歯が控えていますよね。
↓の写真は、画面真ん中に大人の歯が控えていません。
これが、先天欠如です。
小学校に入ったぐらいでこのレントゲンを撮影すると良いと思うのですが、このパノラマ撮影は、お子さんが10秒ほど、1人で個室でじっとしなければ撮影ができません。
いきなり初めての歯医者で、個室でじっとするというのはちょっと怖いと思います。
そうならないためにも、小さいころから歯医者に定期的に通って、歯医者に慣れておくことが大切です。
小さいお子さんの定期検診は「歯医者に慣れる」という側面もあるのですね。
いかがでしたでしょうか。大人の歯が足りないことがあると読んで、びっくりされた親御さんもいらっしゃるかもしれません。
次回の記事では、もしお子さんの歯が足りなかったらどうしたらよいのか?ということをご紹介したいと思います。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!
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