BLOGしょう先生のブログ

第27回【歯と歯がくっついた】癒合歯って何ですか【矯正コラム】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

今日は、歯と歯がくっついて生えてくる「癒合歯」について書きたいと思います。

歯の写真もいくつかお見せしますので、歯の写真が苦手な方は、スクロールしないようお気を付けください。

 

※本日の記事は、患者様および保護者の方のご協力を得て掲載しております。画像の無断転載・無断使用を固く禁じます。

※Unauthorized copying prohibited.

 

 

癒合歯とは2本の歯がくっついて生えてくること

癒合歯とは、本来2つに分かれてくる歯がくっついて生えている歯のことです。

この写真をご覧ください。

上の前歯が、分かれているようで分かれていないのが分かりますでしょうか。

下から見るとこんな感じです。

このように、歯と歯がくっついてしまっているものが癒合歯です。

このお子さんの場合、上の前歯が2箇所、右下の歯も1箇所が癒合歯になっています。

 

 

乳歯に多い癒合歯

癒合歯は乳歯にわりとよく見られます。

日本人のお子さんにおいて、どのぐらいの割合でできるかは、データが見つけられなかったので「わりとよく見かける」という曖昧なお答えにしています。

もちろん、大人でも癒合歯はあるのですが、お子さんほど多く見られるわけではありません。

 

 

お母様に責任はありません

癒合歯が見つかると、お母様から「妊娠中に食べたものが悪かったのですか?」などと質問を受けることがありますが、原因は不明です。

お母様がご自身を責める必要はありませんので、そこはご安心ください。

 

 

癒合の程度もさまざま

歯の中には神経が通っています。

癒合歯には、この神経もくっついている癒合歯と、神経は別々に分かれていて、表面だけがくっついている癒合歯があります。

後者は癒着歯とも呼ばれますが、歯科検診などで診ただけでは分からないため、どちらも癒合歯と言うことが多いです。

 

 

もし癒合歯が見つかったら〜大人の場合〜

癒合歯は虫歯になってしまった時に、非常に治療が難しくなります。

特に本来2本あるはずの神経がくっついてしまっている場合、神経が複雑な形になってしまいます。

万一虫歯で神経を取り除く必要が出てきた際に、うまく神経が取れないということが起こり得ます。

大人の癒合歯は、虫歯にならないよう、他の歯よりもしっかりと磨くことを心がけましょう。

また、場合によっては磨きにくい箇所がある癒合歯もありますので、定期的に歯医者に通って、メインテナンスをしましょう。

 

 

もし癒合歯が見つかったら〜子どもの場合〜

乳歯の癒合歯がある場合、その後に生えてくる永久歯の本数が足りないことが多いと言われています。

乳歯が2本生えてくるはずが、くっついて1本だけ生えてきた。

その後に生えてくる大人の歯も、本来なら2本生えてくるはずが、1本しか生えてこなかった、ということが多くあります。

レントゲンを撮影すると、大人の歯が揃っているかは分かりますので、癒合歯が見つかったら、お近くの歯医者さんで相談をしてみましょう。

また、癒合歯のある方は、多くの方が将来矯正治療を必要とします。

早い段階で矯正治療について話を聞いておくことは、将来の役に立つと思いますので、まずは矯正相談に行ってみましょう。

癒合歯に関しては、お子さんの治療をあまりされない、虫歯治療専門の先生だと、「特に問題ないよ」と言うだけで、大人の歯が足りない可能性などを説明されない場合もあります。

矯正相談ではそういった将来のお話もしますので、まずはお近くの矯正歯科で相談をしてみてください。

 

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

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