BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
昨日六甲アイランドを散歩していたら、イチゴの実を見つけました。
鳥や猫が食べちゃうのかな?と思ったのですが、こうやって見つけると嬉しいですね。
さて、今日は大人の方の矯正で気をつけておくべきことシリーズの続きです。
第121回【その1】大人の方が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】
第122回【その2】大人の方が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】
第123回【その3】大人の方が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】
矯正治療は、医療行為です
当たり前なのですが、忘れがちなことがあります。
それは、矯正治療は医療行為だということです。
体に侵襲を加えますので、必ず副作用が起こるリスクがあります。
侵襲を加えるとは、例えば、外科手術でお腹を切るとか、レーシックの手術をするなどのように、体に影響を及ぼすということです。
目の手術をする!となると「こわい…」と感じて慎重になる方が多いように思うのですが、矯正治療の副作用に関してはあまり気にされていない方が多いです。
リスクは説明されているはず
ほとんどの矯正歯科では、治療開始の際に副作用のリスクがきちんと説明されていると思います。
説明がなかったとしても、書面で副作用のリスク説明があると思います。
でも、やはり治療開始前の説明ってなんだか長いし、「ハイハイ…」って聞き流している方も多いように感じます。
手術をするときも、必ず副作用のリスク説明がありますよね。
矯正歯科って、骨を動かす治療なので、外科的な治療の側面があります。
でも、歯の動くスピードが遅いため、どうしても患者様には外科的なイメージはなく、どちらかというと
「月に1回エステ行ってます♪」的なノリになってしまっていることが多いように感じます。
もちろん、副作用なく治療を終えられたら一番良いのですが、みなさんがいつ、どのタイミングで副作用に遭遇するかは誰も分かりません。
その状況になってから「こんなはずじゃなかった!」と言われても、私たちは何もできません。
ですので、副作用のリスクについては、きちんと治療前にご理解いただき、同意の上で治療を始めてほしいと思います。
例えば…
全ての副作用を書き始めるとたくさんになりますので、いくつかをご紹介します。
歯の神経がダメージを受けるリスク
歯を動かすにあたり、歯の中には神経があります。
この神経がダメージを受けて、死んでしまったりすることもあります。
神経が死ぬと、歯が黒くなってきたりします。
その場合は、歯の死んでしまった神経を取り除く処置を受けなければなりません。
歯の根っこが短くなったり、歯ぐきがやせるリスク
歯を動かした後、歯の表面にある歯ぐきが痩せてしまうことがあります。
また、歯の根っこが短くなることがあります。
顎関節症が引き起こされるリスク
一時的にかみ合わせが崩れることで、顎関節症が誘発されることがあります。
その場合は、一度矯正治療をお休みすることもあります。
いろんな面を見て、納得して治療を始めてほしい
どの副作用も、出来るだけ起きないように気をつけながら治療をします。
でも、それでも生じてしまう可能性があります。
私たちが耳障りの良いことばかりを並べることは簡単です。
でも、きちんと良い面、悪い面を知ったうえで、治療を始めてほしいです。
それが、お互いを信頼するために必要なプロセスではないかと思っています。
ぜひ、いろいろとお話を聞いた上で、治療を受けてくださいね。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!
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