BLOGしょう先生のブログ

第125回【その5】大人が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

今日は、大人気(?)大人の矯正開始シリーズ第5弾です。

 

 

後戻り防止装置を絶対にサボってはいけない

「サボる」なんて言葉、大人になってからあんまり使わなくなりました。

もしかしたら、今の若者には死語でしょうか…

サボる、とは、「怠ける」「約束を破る」といったニュアンスのある言葉です。

みなさん、矯正治療を受けられるなら、絶対に後戻り防止装置をサボらないでください。

 

 

矯正直後の歯は、すぐに元の位置に戻る

矯正治療が終わると、みなさん心がハッピーになりますよね。

でも、ちょっと待ってください。

頭の中までハッピーになってはいけないんです。

 

矯正治療が終わった直後の歯は、すぐ元の位置に戻ろうとします。

そうならないように、必ず後戻り防止装置をきちんと使用してください。

 

 

後戻り防止装置とは?

後戻り防止装置は、基本的に取り外しができる装置で、食事の時と、歯磨きの時は外します。

当院では、原則として最初の1年は終日装着し、2年目は寝る時だけの使用をお願いしています。

 

針金で矯正をしていた人にとって、今までの矯正は自分で取りはずせない装置でした。

しかし、後戻り装置になると、取り外しができます。

 

取り外しができるということは、「いつでも外せる」という誘惑が付きまといます。

「今日はちょっと忙しいから」

「今日は大事な会議があるから」

「なんだかちょっと体調が悪くて」

 

大人って、言い訳のプロなんですよね。

でも、ちょっと待ってください。

針金の矯正中は、忙しくても、大切な会議があっても、体調が悪くても、装置をつけて我慢していましたよね?

 

なのに、外せると分かると、外しちゃう。

 

これが、後々の後悔へと繋がります。

 

 

一度動いてしまった歯は元に戻せない

後戻り防止をさぼってしまって、歯が動いてしまいますと、元に戻すことはできません。

厳密には「再治療」をすれば戻すことができますが、後戻り防止装置で元に戻すことはできません。

 

「そんなこと言わず、なんとかなりませんか?」と言われても、なんともなりません。

なので、必ず後戻り防止装置は、歯科医師の指示の通り、きちんと使ってください。

 

 

規律を守り、お子さんのお手本となりましょう

「なんでちゃんと言われたこと守らないの!!」

お母さんが子どもに叱るときの常套句ですよね。

 

「だって…」

「だってじゃないの!」

 

大人は子どもに、言われたことを守るよう教育します。

 

そんな大人が、言われたことを守らず、ちょっとずつ言い訳をしながらルールを破るのは、私は良くないかなと思います。

何が良くないって、ご自身にとって良くない結果が待っているんです。

 

歯が動いて、後悔してからでは遅いです。

矯正を始める前に、治療を始めたらちゃんとルールを守る、後戻り防止装置もちゃんと使うと、お約束してくださいね。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

 

 

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