BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は、大人の注意点シリーズ最終回です。
過去のシリーズはこちら
第121回【その1】大人が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】
第122回【その2】大人が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】
第123回【その3】大人が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】
第124回【その4】大人が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】
第125回【その5】大人が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】
(6)矯正治療をしても、歯はまた動く
最後にお伝えしておきたいことは、これです。
大人の矯正が終わったら、一生歯ならびがそのままできれいだと思っていらっしゃる方が多いですが、それは違います。
歯は加齢変化によって(つまり老化現象として)動いてしまうこともあります。
これは、矯正をしていない人でも同じです。
また、口をあけっぱなしで生活していた場合は歯が前に出てきやすくなります。
下唇をいつも噛むような癖がある方も、上の歯が出っ歯になったり、下の前歯がガタガタになりやすいと言えるでしょう。
日常生活での習慣によって、歯がまた動くことがあります。
少しでも歯が動かないようにするために、聞いてはならないこと
少しでも歯が動くことを防ぐために、アドバイスできることがあります。
これは、今から矯正を始める方や、これから矯正を始めようと思っていらっしゃる方へのアドバイスです。
それは、次の質問を歯科医師や歯科衛生士に繰り返し聞かないことです。
「あとどれぐらいで矯正終わりますか?」
「そろそろ装置外せますか?」
治療の終わりを自己判断してはダメ
皆さんは、前歯がきれいにならんでくると、早く矯正装置を外したいとウズウズし始めます。
でも、治療の終わりは自己判断しないことをおすすめします。
前歯がきれいに並んでいるのと、よく噛める状態になっているかは別物です。
見た目がきれいであっても、機能的に不十分な状態で装置を外してしまうと、歯は戻りやすくなります。
なので私たちは、少しでも安定するように、細かい調整を加えていきます。
しかし、この細かい調整って、見た目にはあまり分からないんですね。
なので、
「なんとなく毎月歯医者行っているけど、なんにも変わらない…」
「これってもう外しても良いんじゃないの?」と患者様は思ってしまうんです。
最終的な判断をする権利は患者様にある
私たちがしているのは医療行為ですので、「やめます」とお申し出があれば、治療を中止せざるを得ません。
患者様の歯なので、治療を終了する権利があるからです。
また、具体的に「やめます」と明確なお申し出がなくても「早く外したい」と言われた場合は、不十分な状態であっても装置を外します。
私たちから見て不十分であっても、患者様は十分に満足されています。
ただ、その後もその満足が続くか?と言われると、疑問が残ってしまいます。
専門家が終わりと言うまでは、ちょっと大変だとは思いますが、頑張って通ってくださいね。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!
過去のシリーズはこちら
第121回【その1】大人が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】
第122回【その2】大人が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】
第123回【その3】大人が自身の矯正を始める前に知っておいてほしい6つのこと【矯正コラム】