BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださりありがとうございます。
お母様の中には「矯正を続けられるか心配」と言われる方も少なくありません。
私が診療中に見て、
「あぁ、このお母さんはお子さんと一緒に頑張るのが上手だな」と思った親御さんや、逆に
「これは苦労するだろうな…」
と思う親御さんの特徴を綴りたいと思います。
その前に
このブログは、あくまでも私が診療室で見てきたたくさんの親御さんから感じた、個人的な意見を述べております。
医学的な見地から…とか、保育の観点から…といった専門家としての意見ではございません。
予めご承知おきください。
お母さんが子どもをちょっとだけ、ほめる
診療後に、私たちはお母さまとお話をします。
その時に私たちが
「今日は歯磨きが上手でした。」とか
「今日は頑張って検査の間じっとできました!」とか
いろいろと褒めることがあります。
その時に、お母さんがお子さんに向かって
「上手にできたんだね」とか
「へえーすごいやん」などと
さりげなく声をかけているお母さんって、治療がうまく続いている気がするんです。
スタッフがお子さんを褒めるのには理由があります。
それは、私たちが褒めるよりも、お母さんやお父さんが褒めてくれた方が、子どもは何倍も嬉しいからです。
私たちはそれを知っているので、直接褒めるよりも、間接的に(お母さんやお父さんから)褒めてほしいなと思っています。
そうすることで、お子さんは嬉しくなり、装置を頑張ってくれるように思います。
お母さんから出てくる言葉がポジティブ
例えば初めて装置をお見せした時に
「これ、痛くないんですか?」と私に聞くお母さんと
「これ、かっこいいね!」とお子さんに語るお母さん。
子どもは横で、お母さんの顔を見ています。
ポジティブな反応をしているお母さんの方が、お子さんも頑張っているように感じます。
もちろん、ポジティブな反応をするお母さまも「痛みはどの程度ですか?」とは聞かれます。
でも、最初に見たときの一言って、やっぱりどこか深層心理が出ているというのでしょうか…
お子さんは敏感に感じ取っているような気がします。
お母さんが子に諦めず繰り返し語る
何度も何度も、あの手この手で装置の大切さを繰り返し語るお母さまに出会ったことがあります。
そのお母さんのおかげで、お子さんはまだ3歳でしたが、ムーシールドという装置をとっても上手に使えるようになり、あっという間にかみ合わせが変わりました。
年齢的に、まだ「なぜ頑張らなければいけないのか」が分かりません。
そのため、最初にお母さんの熱意に触れたときは、「お母さんやる気出しすぎてるけど、大丈夫かな?」と思ったんです。
でも、お子さんは次第に装置を使うようになりました。
理屈は分からなくても、熱意がお子さんを動かしたのでしょうか?
お母さんが子を信頼している
お子さんの中には、1人で来る子もたくさんいます。
お会計だけ後からお母さんが来られる子もいれば、お金も自分で持ってくる子がいます。
ご自宅周りの治安によっては、できない地域もあるかもしれませんが、お子さんを信頼しているのだと思います。
そうやって1人で来る子の多くがしっかりしていて、矯正治療も上手に進んでいるように思います。
1人で来ると、自分で先生にお話をしないといけない状況になります。
装置がちゃんと使えたのか、痛い日があったのか…など、いろいろと自分で考えて話さなければならず、それにより責任感も芽生えるのかな?と思います。
もちろん、最初から1人で来るわけではありません。
ある程度最初は付き添いで来られていて、途中からは1人で来るようになります。
いかがでしたか。
いろいろなご家庭、いろいろなお子さんがいるので、みんながみんなこれでうまく行く!という方法はありません。
でも、多くの方がうまく行っている方法はあるはずです。
ご参考になれば幸いです。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!
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