BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は昨日の記事の続きです。
多くの子は矯正ができます
前回の記事で、当院ではできるだけお子さんの苦手を取り除くことをしていると書きました。
それにより、多くの子が矯正治療を受けることができています。
以前の職場や、今の開業している医院で、歯医者が苦手なお子さんとはたくさん接してきました。
音に過敏なお子さんであったり、自閉症のお子さん、歯型がどうしても取れないお子さんなどがいらっしゃいましたが、ほとんどの方が時間がかかりつつも、矯正ができるようになりました。
どうしてもできない子はいます
が、やっぱり何をやってもうまくいかず、ずっと泣いている子とか、全然歯医者に行けない子はいます。
残念ですが、お子さんが医院との相性が合わず、好きになってもらえなかったりすることもあります。
そういったときは、他の医院を受診してみることも選択肢の1つだと思います。
また、お子さんは大人と違って、1年で大きく精神的に発達します。
今どうしても難しいようであれば、1年後にリトライするというのも良いかもしれません。
ご家族の皆様ができること
さて、ここまではお子さんが歯医者を怖がっている場合に歯科医院の私たちができること、取り組んでいることをお伝えしてきました。
一方で、ご家族の皆様に取り組んでいただきたいこと、ご家庭で気を付けていただきたいこともあります。
診療が混雑している時間は避ける
土日や平日の遅い時間は基本的に忙しくなっています。
たくさんの患者様を次々と診ていかなければ間に合わなくなるため、お子様にゆっくりと接することが難しくなってしまいます。
そういった焦る気持ちを繊細なお子さんは察知してしまい、余計に委縮してしまうことがあります。
医院が比較的空いている時間を確認し、その時間に行く方がお子さんのためにしっかりと時間を取ってもらえるでしょう。
医院に早めに到着する
歯医者が怖いと思っているお子さんは、心を鎮める時間も必要です。
バタバタと急いできて、すぐ診療室に案内されると、心がドキドキしたままで落ち着きません。
少し早く到着して、待合室で親御さんとお話しながら心を落ち着けるのが良いでしょう。
「眠たい」が一番の敵
私の経験上、ちょっと歯医者が怖いお子さんや、泣いてしまうお子さんの一番の敵が「眠い」ことのように感じます。
眠いと感情が安定しないのかもしれません。
睡眠不足での受診や、お腹がいっぱいでお昼寝がしたいような状態で、来院されない方が良いかなと思います。
歯医者を嘘つきにしない
歯医者に行くとき、嫌がるお子さんを連れて行くために
「今日は痛いことしないから!」とか
「今日は何もしないよ!」などとなだめすかしてご来院される方がいらっしゃいますが、これは絶対にNGです。
お子さんにとって、お父様・お母様は絶対的に信頼している存在です。
痛いことしないから!と言って連れて来られて、もし痛いことがあったとき、子どもたちはこう考えます。
「痛いっ!!先生の嘘つき!」
先生は嘘をついたわけではないのですが、親御さんが言ったことと違うことをした先生が嘘つきだと考えるのです。
そうなると、二度と私たち歯科スタッフの言うことは聞いてくれなくなります。
ですので、痛いことをしないなど診療内容に関することは言わないようにしましょう。
少しずつ、慣れていきましょう
いかがでしたか。
いきなりすべてのことがうまく行くことはありませんが、少しずつ慣れていくことはできます。
時間はかかるかもしれませんが、少しずつ頑張っていきましょう!
今日もお読みくださり、ありがとうございました!
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