BLOGしょう先生のブログ

第219回【矯正コラム】大学病院で歯の治療を受けるデメリットは?

こんにちは!今日もお越しくださり、ありがとうございます。

前回の記事で大学病院で治療を受けるメリットについてお伝えしました。

今日はデメリットについて書きたいと思います。

「デメリット」と書きましたが、「良くない」というわけではなく、大学病院ならではのこんな特殊な特徴がありますよ、という記事です。

 

 

デメリット1「若手歯科医師・学生の教育のための場所でもある」

大学病院は、学生や若手歯科医師がたくさんいます。

彼らはまず見て学ぶところから始めますので、皆さんが治療を受けている風景を見学します。

病院に行く時って、なにかしら「体が弱っている時」ですよね。

そんな弱っている時に、たくさんの歯科医師があなたの周りを取り囲んで、覗いている場合があります。

それを強いストレスに感じる方もいるかもしれません。

 

また、実際に若手の先生が治療を担当することもあります。

あなたのお顔の上で、指導する先生と若手が「そうじゃない」とか「なかなか抜けません!」とか言っている声が聞こえることもあります。

大学病院は治療最高峰!!と思っている方には、少々しんどい環境かもしれませんね。

 

 

デメリット2「研究にも時間を割いている」

大学は研究機関でもあるため、昼夜を問わず研究が進められています。

大学病院に属している歯科医師は、治療だけに携わっていることは稀で、研究と教育にも関わっているため、基本的に疲れています。

私が大学病院にいた頃は、正直に、そろそろ死ぬんじゃないかと思っていました。

睡眠時間2時間とかの日もあって…私の要領が悪かったのもあるのですが、かなりハードでした。

 

そんな状態で診療をしなければならないので、100%のエネルギーで診療に取り組めているか?と聞かれると、疑問が残ります。

もちろん、誰1人手を抜こうとは思っていませんが、ロボットではない人間が治療をする以上、やはり元気な人間の方が良いパフォーマンスをできるのではないかと思います。

 

 

デメリット3「時間に制限がある・治療時間が長い」

大学病院は例外を除き、基本的に診療時間が日中です。

お勤めの方や学生さんが通いやすい時間には開いていないことが多く、土日が休みの方は長期間通うのは難しいでしょう。

また、1回あたりの治療時間(診察券を出してから、帰るまで)の時間が長いことも特徴です。

この辺りは、皆さんもなんとなくご存知かもしれません。

 

いかがでしたか。良い点、良くない点いろいろあります。

近所の歯科医院と大学病院は役割が違います。

皆さんもいつか大学病院にお世話になるかもしれません。その時は今日のお話を思い出してくださいね。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

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