BLOGしょう先生のブログ

大学時代から気を付けていること

Bさん「あさっての夜空いてる?」

あなた「いや…予定あるねんけど、どしたん?」

Bさん「その日ハイパーヨーヨー全国大会のチケットあるんやけど、見にいかん?」

あなた「えっ、ハイパーヨーヨー?いつのブームやねん!でもめっちゃおもろそうやん…ちょっと予定調整してみるわ!」

Bさん「そうやろ!そうこなくっちゃ。やっぱお前ノリいいよな!!」

みなさんはこんな会話、したことありませんか。

私が大学時代から気を付けていることに

「先約を優先する」ということがあります。

 

学生の頃って、どうしても楽しいことが

後から舞い込んできますよね。

 

アルバイトの予定がある日に限って

飲み会に誘われたりとか。

Aさんと会う予定の日に

Bさんからすごく楽しそうなイベントに呼ばれたりとか。

 

そんなときは「行きたいな」と思うんですが

先約を優先するように心がけていました。

 

例えば、冒頭の会話のように

あさってはもともとAさんと予定をしていたけれど

その日、すごく楽しそうなイベントにBさんから誘われた時。

 

その場の雰囲気で、面と向かって断るのって難しいですよね。

それに何より、そのイベント楽しそう!って思っている自分がいる。

 

そこで「行くよ!」って言えば

「お前やっぱノリいいよなー!!」ってなるし

その場の雰囲気は良くなると思うんですよね。

 

だけど、長い目で見たときに

その行動は、自分の信用を下げていると思うんです。

 

まず、Aさんに断りを入れなければなりません。

みんないろんな適当な理由をつけて断ると思うのですが

それが本当か嘘かって、誰にも分からないんですよね。

当然Aさんはがっかりします。

 

そしてBさんから見ても、あなたは

「楽しいことがあったら他の予定をキャンセルする友達」

という認識になるわけです。

 

ということは逆に

Bさんのお誘いよりも

もっと楽しいことがあれば

その時はそっちに行ってしまうということ。

 

そういうことが積み重なっていくと

だんだん信頼は失われていきます。

怖いのは、この信頼の失われ方をする時って

誰も気づいてないんですよね。

 

Aさんも、Bさんも、そしてあなた自身も

その時は信頼が失われたなんて微塵も思っていない。

 

だけど、ある時にふと、気づくんです。

 

気づかれたときには

ガラガラと音を立てて信頼関係が崩れていく。

それが、この行動の恐ろしいところだと思います。

大学時代から始まったこの心がけは

友人との約束に限ったことではありません。

仕事であっても、先約を優先するようにしています。

 

例えば、私の場合、勤務医時代のお話ですが

「これは大きな案件だから他の患者様より先に取り組んで」

と上司から言われても

他の患者様の予定を変更してまで優先することはしませんでした。

 

(歯医者なので大きな「案件」というのはないのですが

皆様に伝えやすい表現に変えています。)

 

また、勤務医時代でも

院長先生から「今日食事に行こう」と言われても

先約があるときはお断りするようにしていました。

 

逆に院長先生と食事に行くと決まっていた日に

友人からごはんに誘われても

その友人からのお誘いは断るようにしていました。

 

友人、彼氏彼女、上司部下。

さまざまな人間関係において

何かお誘いを受けたときに

人は優先順位をつけます。

 

「AとBどっちが楽しいか」

「AとBどっちが自分のためになるか」

人は無意識のうちに

優先順位付けをしているのですね。

 

例外的に

誰かが急病になったとか

天国へ旅立たれて、弔事があるとか

そういう命に関わることで他の予定をキャンセルすることはあります。

それは、先約を優先すべきことではないと思います。

 

でも、ほとんどのことはそんなことはなくて

心のどこかで、自分の損得勘定が働いている。

 

「すごく大切なイベントが…」

って自分は思っているけれど

それは「自分にとって」大切なだけ。

 

Aさんにとっては、あなたと会うことを

楽しみにしてくれていたかもしれない。

でも、あなたはそれを断って、Bさんとのイベントに行った。

断るために、嘘までついて。

 

もともと会う予定にしていたAさんやBさんにとってではなく

自分が、そうしたいだけ。

 

短期的にはその損得勘定は正しいのですが

長期的には正しくない。

 

長い目で見ると、信頼できない人になる。

私は、そう思っています。

 

Aさんも、Bさんも、等しく大切に。

上司も、部下も、等しく大切に。

 

そう考えるのであれば

先約を大切にすべきではないでしょうか。

「そうかもしれないけどさ、ばれなければいいんじゃない?」

そう思う方もいるかもしれません。

 

確かに、ばれなければ大丈夫。

 

でも、ばれていないと思っているのは

 

…あなただけかもしれません。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

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