BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日は昨日の記事昨日の記事の続きを書きたいと思います。今日は
- 歯科口腔外科
- 小児歯科
について、説明します。
歯科口腔外科は抜歯のスペシャリスト
歯科口腔外科は、歯を抜くスペシャリストです。もちろん歯を抜くだけではなく、お口の中の病気、例えば舌の腫瘍などを診るプロなのですが、日常生活で皆さんがお世話になるとしたら、やはり抜歯が1番多いかなと思います。
普通の「歯科」も歯を抜くことはできます。(ここでは、紛らわしいので、普通の「歯科」を「一般歯科」と書きます。)
しかしながら抜歯の経験数は口腔外科の先生の方が豊富なことが多いので、一般歯科の先生は、難しい抜歯に関しては、口腔外科の先生にお願いします。
難しい抜歯、とは、例えば歯の形が複雑である場合。皆さんがイメージする歯は、頭の部分が大きくて、足の部分が細く真っ直ぐになっていると思います。
この、足の部分がタコさんウインナーのようにくるっと曲がっていたりすると、難しい抜歯になります。
他に、歯の向きがおかしい場合や、全身的なご病気があり、全身管理を必要とする場合、抜く必要のある歯が、神経に近い場所にある時などに口腔外科の先生はとても頼りになります。
口腔外科の先生の多くは大学病院など、大きな病院に在籍していますが、中には開業される先生もいます。大学病院では全身麻酔をして手術をすることもあり、手術用の服を着てオペをする先生!というイメージで良いかと思います。
小児歯科は子どものスペシャリストですが…
小児歯科はイメージしやすいと思います。医科でも、小児科ってありますよね。文字通り、子どもの歯科を担当します。
ただ、看板の下に小さく書いてある「小児歯科」という表記に関しては、あまり参考にならないと思います。
例えば道明寺先生が開業している場合
「道明寺小児歯科」という看板であれば、おそらく小児歯科のプロフェッショナルです。
「道明寺歯科」と書いてあって、その下に小さく
「・歯科 ・小児歯科」
と書いてある場合は、プロフェッショナルではなく、あくまで「子どもの歯も診られますよ」という意思表示に過ぎないこともあります。
子どもの歯は、歯の性質が異なります。また、何より子どもは歯医者を怖がります。
小児歯科のプロフェッショナルな先生は、小児特有の歯の性質にこだわって治療をされたり、子どもの精神的なケアを十分に行うため、子どものためのスタッフ教育を熱心に行なっているなど、さまざまな工夫をされています。
大人と違い、なかなか思う通りに動いてくれない子どもたちと誠実に向き合う小児歯科の先生は、本当にすごいな…と思います。
今、密かなブーム「おとなこども歯科」
今のお話をふまえて、歯科を調べていただくと、ちょっと変わった名前の医院が検索にあがってくるかもしれません。
それが、「おとなこども歯科」
最近、増えている気がします。人間って大人か子どもしかいないので、つまりは「歯科」なのではないかと思うのですが、おとなもこどもも診ます、ということを分かりやすくするためにこのような表記の医院があるようです。
もし、みなさんが眼科に行った時に「右目左目眼科」って書いてあったら、「いや、それ普通の眼科やないかー!」って思うんじゃないかなと思うんです。
同じように、「おとなこども歯科」の看板を見て、みなさんは「いや、それ普通の歯科やないかー!」って思いました?
多くの方は違和感がないようです。人間の心理って不思議なものですね。
私の先輩で、おとなこども歯科と掲げている先生がいます。その先生の専門は小児歯科です。でも、「大人も診られますよ!」と分かるように、おとなこども歯科にしているのだと言ってました。
おとなをメインに治療しているおとなこども歯科なのか
こどもをメインに治療しているおとなこども歯科なのか
これは、実際に医院に行ってみなければわかりませんので、インターネットなどで検索する場合は、注意してくださいね。