BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
昨日の記事に続き、進学先を考える高校生のみなさんや、保護者の皆様に向けての記事を書きたいと思います。
歯医者って学費が高そう…
医学部や歯学部って、学費が高そうに思いませんか?実は、必ずしも高いわけではないのです。
国公立大学の学費は、学部に関係なく一律になっています。
そのため、どの学部に進学しても、学費は一定です。
国立大学の場合
近畿地方の歯学部は大阪大学歯学部しかないのですが、大学のホームページによると、以下の通りです。
検定料(受験料) | 17,000円 |
入学料 | 282,000円 |
授業料(年間) | 535,800円 |
参考サイト:大阪大学ホームページ
歯学部は6年制ですので、上記全てのお金を足すと、卒業までに必要な学費は3,513,800円となります。
私立大学の場合
一方、私立の歯科大学ですと、学費はグンと上がります。
近畿地方の歯学部は大阪歯科大学なのですが、同じく大学のホームページによると、以下の通りです。
表1:大阪歯科大学ホームページより引用
はい、入学した時点で、国立6年分の学費を超えました。
表2:大阪歯科大学ホームページより引用
年間の学費がこのようになっていますので、この表だけで計算すると、
卒業までに31,500,000円がかかります。国立大学のなんと10倍近く!!
本当に恵まれたご家庭でないと、通うのは大変ですね…。
ちなみに、表2には含まれていませんが、共済会費といって、入学時に別途60万円の支払いがあったり、追試を受けるのにお金がかかったりと、さまざまな出費があるようです。
もし、親御さんが私立の歯学部に行っても良いよ!と言ってくださる場合は、本当に感謝しないといけません。
ちなみに私は、「私立は受けないで」と言われていました。
私としてはそれが世間一般的な家庭なのではないかな、と思うのですが…いかがでしょうか。
奨学金を借りることも検討しましょう
国立は私立の10分の1ぐらいになることがお分かりいただけたかと思います。
でも、それでも高額ですよね…
年間で55万円は、決して安い金額ではありません。
費用で親に迷惑をかけてしまうかな、とお悩みの方は、「奨学金を借りる」という選択肢も知っておくと良いと思います。
奨学金は、もちろん誰でももらえるものではないですが、私は月間12万円ぐらい借りていた記憶があります。
年間で144万円。
それだけの奨学金があり、バイトをかけもちしていれば、親に負担をかけず、学費も払いながら通学することができます。
もちろん、この程度のお金では、1人暮らしはできず、自宅からの通学になってしまいますが…
奨学金はもらえるお金ではなく、借金になるので、あとから返済しなければなりませんので、そこは絶対に勘違いしてはいけません。
でも、高校生が学費を理由にやりたい夢をあきらめるというのは悲しいことだと思いますので、こういった選択肢をぜひ知っていただきたいと思います。
奨学金のことって、私は高校で全然教わらなかったんです。今は時代が違うので、もしかしたら今の学生さんには奨学金は当たり前のことかもしれませんが、万一知らない方のために書いてみました。
この情報が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
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私が小さい頃、なりたかった職業第一位は、歯医者ではありませんでした。
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