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第33回【難攻不落】親が矯正をさせてくれません【矯正コラム】

おはようございます。毎朝7時に更新中のしょう先生のブログへお越しくださり、ありがとうございます。

今日は、高校生ぐらいの患者様に多いお悩みについて、綴りたいと思います。

 

 

親が矯正をさせてくれない

矯正相談に来られる未成年の方には、親御さんと一緒に来ていただいております。

未成年なので、勝手に治療ができないということももちろんありますが、矯正治療費をお支払いするのは親御さんだからという意味もあります。

 

しかしたまに、お子さんだけで矯正相談に来院されることがあります。

「あれ?お母さんは?」と聞くと、

「実は、親は矯正治療に反対しているんですけど、私は矯正したくて、とりあえずお話だけ聞きに来たんです…」と言われます。

これはなかなか難しい問題です。

 

 

世代、ご家庭によるデンタルIQの差は大きい

ところで、デンタルIQという言葉を聞いたことがありますでしょうか。

デンタルIQとは、どれだけ歯に対しての教養や知識を持っているかの指標です。

 

例えば、

「歯医者は虫歯になったら行くところ」と考えている方はデンタルIQが低く

「虫歯にならないように歯医者に行く」と考えている方はデンタルIQが高いと言えます。

 

矯正に対してもそれぞれの世代や、それぞれのご家庭によって知識の度合いが異なり、デンタルIQの低いご家庭では、なかなか矯正治療の重要性をご理解いただけません。

 

矯正をしたいお子さんにとっては、なんとか親御さんに矯正治療の必要性を説明し、理解してもらわなければ、矯正治療を受けることはできませんので、悩ましい問題です。

 

 

見た目だけの改善だと思っている

親御さんが矯正治療に否定的な場合、いくつかのパターンがあります。

そのうちの1つとして、矯正治療=美容整形とお考えのことがあります。

「わざわざ整形なんてしなくていいんじゃない?」と思っておられるわけです。

 

そういった場合は、矯正治療をすることで、見た目だけではなく、他にも歯に良い影響があることを伝えると良いでしょう。

このブログでも、矯正治療による良い効果を書いていますので、ご覧ください。

 

第20回【男の子はしなくて良い?】矯正をする意味は何ですか【矯正コラム】

 

また、可能であれば、おじいちゃん、おばあちゃんに歯の大切さを聞いてみると良いでしょう。

歯について悩みが多くなるのは、50代60代以降になります。

お母さんお父さんの世代は、まだ歯のトラブルが少なく、その重要性を分かっていないかもしれません。

 

おじいちゃん、おばあちゃんの世代になると、歯をもっと大切にしておけばよかったと後悔する方が急に増えます。

【外部リンク】「健康」の後悔トップ20

上記リンクの記事によると、2012年9月25日から27日まで実施した55~74歳の男女1060人のアンケート回答で、健康における後悔の第一位は「歯の定期検診を受けておけばよかった」なんだそうです。

 

おじいちゃん、おばあちゃんにお話を聞けば、お父さんお母さんよりも、歯は大切だと理解してもらえるかもしれません。

 

金銭的に難しい

もう1つは、金銭的に難しいというパターンです。

高校生のお子さんを持つ親御さんにとっては、お子さんの学費や大学受験にかかる費用など、とてもお金がかかる時期になります。

そんな時に矯正治療をするということは、相当な負担になります。

無理に矯正治療をすることで、家計を圧迫することは望ましくないと思いますので、そのあたりはご家族でよく話し合っていただければと思います。

 

もし、ご家族で話し合って、やっぱり今は矯正治療は難しい、となった場合は、大人になってから矯正をすることを検討しましょう。

大人の矯正治療に関しては、高校生でしても、成人後にしても大きな差はありませんので、ご自身で治療費が支払えるようになってから、お金をためて治療をすることも1つの選択肢かと思います。

 

 

自分でお金を貯めて、本当に矯正治療をしたい気持ちを示す

大人になってからじゃなくて、どうしても今矯正がしたい!と思われる学生さんもいらっしゃるかもしれません。

もし、この記事を読んでいる高校生のあなたが、どうしても矯正をしたくて、なおかつアルバイトをすることが認められている学校に通われているのなら、アルバイトでお金を貯めるのも1つかと思います。

 

これは、私自身が高校生の時は分かっていなかったのですが、やはりお金を稼ぐというのは大変なことです。

安易に「治療費を出してよ!」って喧嘩をしても、親は困ってしまうのではないかと思います。

本当に矯正治療がしたいのであれば、自分で稼いでやる気を見せるというのは、誠意を見せることにつながるのではないでしょうか。

また、アルバイトをすることにより、お金の大切さを認識でき、矯正治療に対する考え方もまた変わるかもしれません。

私は大学生になってからアルバイトをしましたが、お金の価値を知るために、やって良かったと思っています。

 

例えば、月に1万円貯金できれば、単純計算で高校3年間を通して36万円たまります。

(学生では難しいかもしれませんが)もし月に3万円貯金できれば、高校を卒業するころには矯正治療費が十分にたまります。

そのぐらいの意気込みを見せたら、親御さんも「ああ、うちの子は本当に矯正治療がしたいんだな」と、理解を示してくれるかもしれません。

もちろん、学生の本分はお勉強。学業最優先ですから、そこは誤解しないでくださいね。

 

 

ご家族でよく話し合って

矯正治療は決して安くありません。でも、値段以上の価値はあると、私は信じています。

その価値があるかどうかを判断するのは、各ご家庭であり、その判断をするためには、デンタルIQが必要になります。

 

もし親御さんに理解してもらえず、悩んでいるお子さんがいらっしゃったら、まずはお1人でも良いので、矯正相談にお越しください。

矯正相談にお越しいただいたら、矯正治療がなぜ必要なのかはきちんとご説明します。

その説明をお家に持ちかえって、再度議論をしてみてください。

 

知識を得たうえで、「矯正をしない」と判断することは、私は正しいことだと思います。

でも、知識がないままに「なんとなく矯正しない」と判断してしまうことは、人生において良くないことだと思います。

もちろんその逆も然りで、知識がないままに「なんとなく矯正する」と判断してしまうことも、良くないことだと思います。

 

しっかりと情報を得たうえで、結論を出していただけると、良い結果につながると思います。

 

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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