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第45回【コツがある】矯正治療中にセカンドオピニオンを受けても良いですか?【矯正コラム】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

今日は、前回の記事と少し重なりますが、矯正治療中の不安に関して、どう対応すべきかについて、綴りたいと思います。

 

 

理想は、主治医とよく話し合うことが大切

矯正治療中に、治療にいろいろと不信感があり、どうしても納得できないと感じているとき、どのように行動したら良いのでしょうか。

結論から言いますと、主治医とよく話し合うことが最も良いと考えます。

 

 

他の先生に意見を求めるのはアリか?

とはいえ、主治医の先生も忙しそうだし、なんだかちょっとやっていることおかしい気がするし…と頭に???がぐるぐる浮かんでいるときは、主治医に相談しづらいもの。

そういった状態の時に、別の矯正歯科にご相談に行かれる方が、時々いらっしゃいます。

しかし、私はあまりこのセカンドオピニオンをお勧めしていません。

なぜなら、主治医ではない先生は、非常にコメントしづらいからです。

その理由はいくつかあります。

 

1:治療法が歯科医師により異なる

矯正治療に関しては、その治療法が歯科医師によってかなり異なります。

歯を抜く、抜かないということだけでなく、使い機器や使う針金、歯の動かすタイミングなど、どれをとっても皆異なります。

そのため、治療中のある1点を見ても、現在の状態が正しいかどうか、判断できないのです。

私も何度もセカンドオピニオンを求められたことがあるのですが、「おかしい!」と断定できるようなことはまずないです。

そのため、ご相談に来られた患者様も、しっくり来ない状態で帰られます。

申し訳ないなと思いつつも、でも、いいかげんなことは言えないので、仕方がないのかなと思っています。

 

2:転院すると、費用負担が増える

もし仮に、別の歯科医師がお口の中を診て、この矯正治療はちょっとおかしいな?と思ったとします。

でも、そこで、「ちょっとこの治療法は変ですね、私のところに来てくれたら、もっと良い治療ができますよ」と言ったとします(そんなことはまずないですが)。

そうなると転院することになるのですが、患者様が転院する場合、費用負担が大きくなります。

 

患者様からすると、治療がある程度進んでいるんだから、引き継ぎは安くしてもらえるんでしょ?と思われがちなのですが、実際はそうではありません。

矯正治療は、途中から引き継ぐというのが非常に難しいのです。

いろいろな先生がいろいろなやり方で治療をしているので、自分なりのやり方に軌道修正をしてから、治療をしなければなりません。

そうなると、最初の状態よりも、途中からの引継ぎの方が、むしろ難しい、となります。

 

これはお料理に例えると分かりやすいかもしれません。

まず最初に全ての野菜を切って、必要な調味料類を全部引き出しから出して、キッチンの上に置いてから調理をするタイプのAさんがいたとします。

一方、その場その場で必要なものを出して調理するBさんがいます。

Bさんが途中まで調理をしていた厨房で、「Aさん!私定時なので帰ります。あとこの続きを完成させておいてください」って言われたら、Aさんはちょっと戸惑うと思うんです。

 

鶏肉は茹でられているけど、下味をつけた形跡はない。

調味料はなぜかしょうゆだけ出ているけど、これは何に使ったんだろう?

 

こんな状態で引き継がれても、困る…って思いますよね。

そして、まずはキッチンをまず自分が調理しやすい環境に変えますよね。

 

最初から任せられていたらこんな余分な苦労はしなかったはずなのに、途中から任せられたことでややこしくなっている。

そういった状況になるので、例え途中まで治療が進んでいたとしても、治療費が安くなる可能性はあまりありません。

 

 

医院の歯科衛生士に相談してみましょう

他の歯科医院には相談してもあまりメリットがないことは分かったけど、院長先生は忙しそうだし、相談しづらいし…と悩んでしまうこともあると思います。

そんな時は、医院で働いている歯科衛生士さんに相談してみましょう。

矯正歯科に勤める歯科衛生士は、非常に優秀です。

特に患者様への説明に長けているので、患者様の不安によりそったコメントをしてくれる可能性が高いです。

同じような質問を受けていることも多いので、答えに安心感があります。

 

 

受付よりも、衛生士がオススメな理由

もちろん、受付にいるスタッフさんに悩みを相談することも良いと思います。

ただ、受付の方は「歯科助手」である可能性があります。

歯科助手とは歯科に勤めている、歯科医師や歯科衛生士と異なり、国家資格を有していません。

そのため、患者様のお口の中を触ることができません。

お会計のプロであり、電話対応のプロ、かつお掃除のプロなので、患者様からの専門的なお悩みを相談された場合は

「院長~●●さんが院長に相談したいことあるみたいです~」

となって、結局院長にお話を聞くことになってしまうことがあります。

 

もちろん、歯科助手の中にも歯科に精通している方もいらっしゃいますので、一概には言えませんし、受付を歯科衛生士がしている場合もありますので、そのあたりは相談した時の対応を見ていただければと思います。

 

 

治療開始前のセカンドオピニオンはむしろ積極的に

ここまで記事をお読みいただいた方の中には、「先生はセカンドオピニオン反対派なのか…」と思われた方がいらっしゃるかもしれません。でも、それは少し違います。

治療を開始する前のセカンドオピニオンは良いと思います。

いろんな先生と会って話を聞いてみて、それで患者様に合う医院を選んでいただくことが大切なので、何軒か矯正歯科で相談を受けることは良いと思います。

しかし、治療を始めた後に他の先生に相談に行くのはあまりお勧めできません。

それぞれの先生の治療方針が異なるため、他の先生の治療に対して意見するのは難しいこと、また、万一転医するとなった場合、治療が難しくなること、費用が高くなることなどが、お勧めできない理由です。

ぜひ、難しいかとは思いますが、主治医の先生に不安を話すようにしてください。先生と話すことが難しいようでしたら、歯科衛生士や受付のスタッフに、話をしてみましょう。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!!

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