BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
そろそろみなさま新年の抱負を決めた頃でしょうか。
皆さまはご自身の目標を立てるときに、どんなことに気を付けていますか?
今日はそんなお話をしたいと思います。
目次
高く目標を立てる派と、現実味のある目標を立てる派
私は昔から、あまり高い目標を立てるのが好きではありません。
例えば、フィギュアスケートの羽生弓弦選手は、幼少期からオリンピックで金メダルって豪語してましたよね。
それって達成すればすごくかっこよいですし、本当に素晴らしいと思います。
ただ、羽生選手と同じように金メダルを取ると豪語して、取れなかったどころか、トップレベルにすら行けなかった人の方が、大半を占めるわけです。
世界でたった1人の金メダリストが注目を浴びますが、スポットライトの当たらなかった人はその何倍、いや何千倍と存在しており、挫折感を味わっているわけです。
高い目標が、自らを苦しめる
高い目標は、最初のうちは自らのやる気を鼓舞し、気持ちを奮い立たせてくれるかもしれません。
でも、ほとんどの人は、長続きしません。
それは、ゴールが先すぎるからです。
みなさんは「フルマラソン走ってください」って言われたら、どう思いますか?
「え…いやだ…。」と思いませんか。
私は思います。
走るのが好きな方を除いて、多くの方が「いやだ…」ってなりますよね。
果てしなく走らないといけない気がしますよね。
でも、フルマラソンって1日あれば終わります。
1日で終わることでも、果てしなく続くことのように感じてしまう私たちが、長期的な目標を、しかもちょっと届かないような無理な目標を立てることは、果たして良いことなのでしょうか?
高い目標は、達成できないと自己肯定感を下げる
高い目標は、達成できたときに大きな喜びを感じます。
でも、達成できなかった時に、自己肯定感を下げてしまいます。
つまり、自分で自分を責めてしまうわけです。
クラスにもいませんでしたか?
成績優秀なのに、何か自信なさげで99点を取ったテストでも嬉しそうじゃない子。
その子の、あるいはそのご家族の目標は「100点」なので、99点では喜べないし、自分を責めてしまうのです。
もしかしたら親からも「100点の取れない子なんて、うちの子じゃないわ」とか言われていたかもしれません。
ドラマの見過ぎでしょうか。
そうやって毎度自分のことを責めていると、どんどん自信がなくなっていきます。
そのような高い目標に良いことはないんじゃないかな?と思います。
お子さんでも同じ現象がある
例えばご飯中に「これ全部食べなさい!」と言っても、小さいお子さんはできないことがあります。
それは、お子さんにとって先が長すぎて見えないからです。
私たちにとっての「フルマラソン走りなさい」が、「全部食べなさい」と同じなのです。
先が見えず、食べない。
食べないと、怒られる。
自分はできない子だと、自己肯定感を下げる。
その繰り返しで、できない子が育っていくわけです。
なので、「このスプーンの一口を食べなさい!」ならできるわけです。
1口食べて、褒められたら、「ボクもう1口食べられるよ!」となって、気が付けば完食となるわけですね。
私たちも、100メートル、500メートル、1キロと少しずつ伸ばしていけば、ある程度まで走ろうかなと思えるので、それと同じ感覚ですね。
もちろん、例外もいる
もちろん、その逆もあって、スパルタ教育を乗り越えた子はグーンと伸びるわけです。
そういった子が世界に羽ばたくスポーツ選手になったりするので、一概にどちらが正しいというわけではないのが、難しいところですが、そういった逆境を乗り越えられる人は多くないということは、覚えておいて損はないかもしれません。
大人も子どもも同じ
大人だからといって、子どもと違って難しい目標に立ち向かっていける人が多いかと考えると、私はそれほど多くないと考えます。
だとすれば、毎日少しずつ、自分のできる短期的な目標に向かって努力し、その小さな目標を達成したら自分を褒め、また次の目標に向かって走っていく、そんな生活をしたほうが、良い結果に結びつくのではないかな?と思います。
どうしても大きな目標を立てたい人は
大きな目標を立てることの良くない点を列挙してきましたが、それでもやっぱり、新年は大きい目標を立てたい!という方もいらっしゃるかと思います。
それで毎年達成できている方は、それでよいと思います。
もし達成できていない方がいらっしゃったら、さらにその目標を細分化してみることをお勧めします。
先ほどのフルマラソン完走!であれば、例えば、1か月で3キロ、3か月で10キロ…のように、細かくゴール地点を設定することで、大きな目標を達成できるかもしれません。
ぜひ、お試しくださいね。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!