BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
昨日の記事で、歯科医院の名前から、チェーン展開している歯科医院やフランチャイズ展開している歯科医院が分かるかも？というお話をしました。
では、チェーン展開している歯科医院と、個人で1医院だけしている歯科医院、どちらが良いのでしょうか？
今日の記事では、複数医院を展開している歯科医院を「チェーン医院」、1医院だけの個人開業している医院を「個人医院」と表現しますね。
最新の設備やシステムなどはチェーン医院に多い傾向がある
チェーン医院の特徴は、最新の設備などが多いことです。
チェーン医院では最高責任者が経営者として特化しており、歯科医師であっても診療をしていないことがあります。
そういった経営者は「他の歯科医院との差別化」を意識していることが多いです。
そして、その差別化を「患者様に知っていただく」ことに注力する傾向にあります。
SNSの広告などに頻繁に上がってくる歯科医院は、チェーン医院が多いですね。
その結果、パッと見て分かる最新の歯科治療機器や歯科治療法などをいち早く取り入れがちです。
また、歯科治療機器だけでなく、設備自体も独特です。
歯科医院なのに大きな遊具で遊べるスペースがある
エステに力を入れている
カフェが併設されている
などなど、さまざまな方面からアプローチするような総合施設となっているところもあります。
一方で個人医院では、そういった総合施設であることは少なく、診療に特化したことが多いです。
また、最新の設備は導入に慎重であったり、単にその最新設備を知らないということもあります。
日々の診療に追われているので、新しい情報をキャッチできていないことがあるんですね。
もしあなたが
・ブランド物が好き
・ステータスが好き
・最新のものが好き
というタイプの方であれば、チェーン医院が合っているのではないかと思います。
余談ですが、大きな医院は、こういう集合写真撮りがちです。
これ、なぜなんでしょうね。
みんな上手に笑っていますけど、嫌がっているスタッフ、多いんですよ。
安定感は個人医院
チェーン医院は、新人歯科医師の確保も上手です。
やはり最新の設備があること、十分な規模があることなどは、患者様からだけでなく、歯科医師の卵にも魅力的に映るわけです。
ですから、研修医時代や若手時代をチェーン医院で過ごす歯科医師は少なくありません。
私たち歯科医師側から見ると、チェーン医院は勉強をさせてもらえる、素晴らしい医院なのです。
しかし、患者様側から見ると、どうでしょうか。
チェーン医院では、治療の難易度が低い虫歯や、定期検診などは研修医や、若手歯科医師に任されます。
日本の保険制度では、院長クラスのベテランが治療をしても、大学を卒業したばかりの歯科医師が治療をしても、治療にかかる費用は同じです。
同じ費用を払って、皆さんは、若くて技術の未熟な歯科医師や、歯科衛生士に診ていただきたいでしょうか。
そして、これは個人的にちょっと気になるのですが「性格の良い患者様」ほど、若手に任されやすいです。
「この方の治療、ちょっと難しいけど、性格良い人だからお前やってみるか？」なんて会話、皆さんも想像できるのではないかと思います。
最先端の設備がある歯科医院で、予約も忠実に守って、言われた通りにしっかり歯磨きをしている。
だけど、なんだか担当する歯科衛生士や歯科医師がコロコロ変わるな…と思われる方は、ちょっと「都合のいい患者さん」扱いを受けているかもしれません。
そういう面では、個人医院では歯科医師が1名ないし数名ですので、いつも同じ歯科医師が担当してくれます。
若手であったとしても、目が行き届いていますので、極端に質の低い治療のまま終わってしまうこともないと言えるでしょう。
また、入退社が多いのもチェーン医院です。
前述の通り、ノウハウを一通り学んだら、のれん分けをしてチェーン展開の1医院として独立したり、完全に別の医院として独立していく人がほとんどですから、あなたの治療を最後まで診てくれる保証がないんです。
・変わらないことが落ち着く
・都合の良い患者さんになるのは嫌
・若手よりベテランが良い
そんな方は、個人医院に通われる方が向いていると言えるでしょう。
もっともっと違いはあるけれど…
もっともっと細かく書きたい気持ちもあるのですが、今日はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
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