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第237回【矯正コラム】まだ乳歯が残っているのですが、矯正を始めるのは早いですか?

こんにちは!今日もお越しくださり、ありがとうございます。

先日、「乳歯がまだ結構残っているんだけど、矯正相談って早いかな?」と相談を受けました。

矯正相談は乳歯が残っている状態でも大丈夫ですよ。

 

 

矯正治療には大きく2つの段階がある

矯正治療には大きく分けて2つの段階があります。

私たちは「1期治療」と「2期治療」と呼んでいます。

 

1期治療では、あごを広げて、歯が入るスペースを作る治療を行います。

初めて聞かれる方はピンと来ないかもしれませんので、もう少し詳しく説明しますね。

 

 

1期治療では、あごの骨を広げる

どうして歯がガタガタになるのでしょうか?

それは、歯が植えられている土台(あごの骨)の大きさと、歯の大きさのバランスが取れていないからです。

あごが小さいのに歯が普通サイズだったら、歯が並びません。

そこで、あごの骨を広げるのが1期治療です。

 

広げられるのは、成長期前のお子さんだけ

あごの骨を広げることができるのは、成長期前のお子さんだけです。

そのため、1期治療ができるのは小学校の低学年ぐらいが適齢期となります。

お子さんの成長スピードには個人差がありますので、適齢期は前後します。

 

小学校低学年は、まだまだ乳歯が残っている時期です。

前歯が少し生え変わり始めたころ、そして6歳臼歯と呼ばれる奥歯が生えてきたころ。それが1期治療の適齢期となります。

つまり、乳歯が残っている段階で矯正相談に行くと、あごの骨を広げることができるかもしれないのです。

 

いかがでしたか?1期治療は適齢期を過ぎると難しくなります。

矯正相談のタイミングに迷ったら、いつでもお気軽にご相談くださいね。

早すぎて困ることはないですが、遅いとできないことがあります。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

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