BLOGしょう先生のブログ

矯正歯科医は、笑顔を作る仕事をしています

写真を撮るときの掛け声は?

先日、私が矯正治療をしたお子さんと写真を撮影することになったのですが、「せんせい、ブラウニーって言って!」と言われました。ブラウニーって言うと、笑顔が一番良くなるんだそうです。さすが現代の子、笑顔の作り方まで心得ているのですね。

スマートフォンの普及により、今の子たちはずいぶん写真慣れ、動画慣れしています。今の技術を駆使すれば、目は大きくなるし、肌はきれいになるし…何より撮影してすぐに写真を確認でき、取り直しができます。技術革新もあり、撮影に抵抗がないのかもしれません。

みなさんは、写真を撮ること、撮られることに慣れていますか?

はい、チーズ!が苦手だった小学生時代

私は小学生の頃、写真撮影が苦手でした。「はい、チーズ!」って言われるのが、嫌でした。なぜなら、歯ならびが悪かったからです。大きく笑うと、歯が見えてしまうので、できるだけ歯が見えないようにしていました。

写真撮影だけではありません。お友達とお話している時に、おもしろすぎて大きな口が開いてしまったときも、慌てて手を添えて、口を隠すようにしていました。今思えば、そこまで気にする必要はなかったのですが、その当時は本当に自分の歯ならびが嫌で、みんなのように大きな声で笑うことに抵抗がありました。

矯正治療の話を聞きに行ったものの・・・

小学生の頃に1度だけ、母と矯正治療の話を聞きに行ったことがあります。矯正の先生に「歯を抜いて治さないといけないよ」と言われたこと、また、子どもながらに非常に高額であったことから家族に気を遣い、「別に今そんなに気にならない」と言ったこと、今でも鮮明に覚えています。

あの時「矯正したい」と言っていたら、もっともっと若い時に、歯ならびを治せたのに・・・と、今でも後悔しています。

その後、年齢を重ねるにつれて歯ならびのコンプレックスは減少していきました。しかし、やはり治したい気持ちは強く、社会人になってから矯正治療を受けました。

矯正をしたら笑顔に対するコンプレックスがなくなった

私自身の矯正治療を終え、装置を外してからは、写真撮影が苦ではなくなりました。普段の生活でも、口もとを気にすることなく笑えるようになったので、とても毎日が明るくなりました。笑顔に対する悩みを持っていない方にはなかなか分からない感覚かもしれません。

実際、私の患者様でも、矯正装置を外してから、すごく笑いやすくなったと仰る患者様がいらっしゃいました。矯正装置を外してから顔色も良くなり、この喜びを共有できたこと、とても嬉しく思っています。

私は矯正治療を行う歯科医師として、また、歯ならびが悪かった人間として、みなさまの笑顔を作れるよう、日々精進してまいります。笑顔にお悩みの方のサポートをしたいと思っておりますので、一緒に頑張って治療をしていきましょう。

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