BLOGしょう先生のブログ

第151回【リセット不可】インプラントやブリッジをする前に読んでほしいこと【矯正コラム】

おはようございます。今日はインプラントやブリッジと矯正に関するお話をしたいと思います。

今は歯が悪くない!という方に、知っておいていただきたい内容です。

将来歯が悪くなった時に、役に立つ記事となっています。

 

 

インプラントって何?

インプラントとは人工の歯のことです。

歯が交通事故などで折れてしまった時や、虫歯が大きくなった時、咬む力によって歯が割れてしまった時など、ご自身の歯を残すことができなくなった場合に、代わりの歯としての役割を担います。

今の歯科治療では、他の代わりの歯よりも比較的メリットの多い治療法として使われているものですが、費用が高額になります。

 

 

ブリッジって何?

インプラントと同じく、ご自身の歯を残すことができなくなった場合に、代わりの歯としての役割を担うものです。

インプラントはなくなった歯の部分に、人工の歯根(歯の根っこ)を埋めるのですが、ブリッジは歯の根っこの部分は作りません。

なくなってしまった歯の両隣の歯を少し削り、両隣の歯に繋がった被せ物をします。

 

上のイラストのグレーの物がブリッジ、白い土台が削られた歯です。

川を渡る橋のようになっているから、ブリッジと言います。

 

保険が使える場合もあり、費用的には安くなるのですが、両隣の歯を削らなければならないというデメリットがあります。

また、歯磨きが難しいことから、気づかないうちに見えない場所で新しい虫歯や歯周病を生みやすいとされており、なかなか費用と反比例してデメリットが大きいという欠点も合わせ持っています。

 

 

インプラントとブリッジは、動かせない

インプラントやブリッジのような人工的な被せ物、詰め物などを歯科用語で「補綴物(ほてつぶつ)」と言います。

どちらが良いか、という議論は私はその分野の専門家ではないのでとりあえず横に置いておきましょう。

このようなインプラントやブリッジをすることになった場合に、忘れないでほしいことがあります!!

それは、インプラントやブリッジは矯正治療で動かせない、ということです。

 

 

順番が大切

「いやいや、いくら素人だからってバカにせんとって!人工の歯なんやから、動かないことぐらい分かるよー!!」

という声が聞こえてきそうです。

 

確かに動かないことはみなさんお分かりですよね。

動かない、ということは、その歯は矯正ができないということになります。

そうなると、全体的な矯正も、困難になるんです。

矯正についてあまりご存じない方は、例えば「前歯だけ治す」とか、「奥歯だけ治す」のように、悪い部分だけを治すことができると思われています。

しかし、実際には悪い部分と言うのはそこだけではなく、全体を治していかなければならないことがほとんどです。

 

例えば、算数の文章問題が苦手!というお子さんの相談に対して、文章問題ばかりを繰り返しやっても習得できないことがありますよね。

そもそもの文章を理解する「読解力」がないお子さんもいれば、文章は理解しているけれども計算ミスが多い「計算能力」が足りないお子さんもいます。

あるいは、文章問題を解くために必要な「集中力」が足りないお子さんもいるかもしれません。

 

そしてたいていは、どれか1つと言うことではなく、複合的に足りないので、それら全体を改善していかなければなりません。

これと同じで、歯の治療に関しても、悪いところ1か所だけを見てはいけないのです。

悪いところだけではなく、その基礎となる部分から見直して初めて、根本的な改善方法が分かります。

 

 

インプラントやブリッジが必要になったら、矯正治療の必要性を確認しよう

以上のことから、インプラントやブリッジのような補綴物が必要になったら、先に矯正治療の必要がないか、主治医の先生に確認してみましょう。

多くの知識のある先生であれば、こういう返事が返ってくるはずです。

「できるなら、やった方が良いですよ。」

矯正治療が高額なこともあり、患者様側から聞かなければ積極的に説明をしない歯科医師もいます。

高額な治療を進めると患者様の反感を買うと思っておられる歯科医師も少なくないんです。

そのような先生方は、患者様から聞かれたら、意見を述べてくれます。

 

悲しいことに、そもそも矯正治療に対する知識のない歯科医師もいます。

そういった先生は、「矯正?しなくてもいいんじゃない?」と言われるかもしれませんが…

今は、そういった先生は少しずつ、減っているのではないかと思います。

 

 

手遅れになる前に

どうしてこんな記事を書いたのかと言いますと、矯正相談に来られる患者様の中には、すでにブリッジが入っていたり、インプラントが入っている患者様が時々いらっしゃるからなんです。

そういった方は、口の中に動かせないものがあることから、矯正治療の制約が強くなってしまいます。

皆様にはそうなる前に知識を頭の片隅に入れておいていただいて、順番を間違えないでほしいな…と思っています。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

 

 

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